神戸オリエンタルホテルでスイカの朝シャン

ココしばらく、神戸の宿は旧居留地のオリエンタルホテルに決めている。
海辺に近い場所から街越しの山を眺めることができるホテルで、ビルが山の中腹まで屏風のように続く景色が背の低い香港みたいな感じがステキ。環境静かでちょっと不便な場所ではあるけど、朝食が良い。
シーリングファンがエキゾチックなムードを作る、天井の高いのびのびとした空間にバフェテーブルが設えられて、その片側には大きな厨房。その厨房には調理人が何人もいて、料理をずっと作ってる。ホール側のサービススタッフの数も充実。料理を食べ終え立ち上がり、次の料理を持ってテーブルに戻るとキレイにセッティングし直されているというのが見事。寝心地のよいベッドの中でも朝寝坊を許さぬほどのオキニイリ。

サンペリグリノやミネラルウォーターに混じってスパークリングワインが置かれています。
オレンジジュースで割ってミモサにしようかと最初は思った。ちなみにここのオレンジジュースは手絞り。間違いのないおいしさです。
でも熟れたスイカが沢山あってそれを潰してジュースにし、潰れた果肉も一緒に投入。
夏の終わりの朝シャンたのしむ。頭とろけて食欲グイグイ湧いてくる。
生の野菜に焼けたベーコン。ローストポテトにオリーブオイルで焼いた茄子。ちょうど海老蒸し餃子とシュウマイができたばかりで一個づつ。
ココで感心するのが調理器具や備品が入念に整えられているところ。ご飯をたくのはクイジナートのライスポッド。湯煎されている鍋の蓋をやすませるため湯煎の器の枠に蓋受けがしつらえられている。急場しのぎをし続ける店が多いのに、ココは感心。

卵料理は厨房で作ったできたてが運ばれる。エッグベネディクト、目玉焼き、オムレツ、スクランブルエッグからひとつ好みを選んでたのむ。
エッグベネディクトと目玉焼きを一つづつ。
目玉焼きはオーバーミディアムでね…、ってお願いしたら見事な状態。白身はこんがり両面ともに焦げて仕上がり黄身はとろりとほどよき半熟。
エッグベネディクトはふっくらと焼けたばかりのマフィンの上に茹でたほうれん草にポーチドエッグ。正式にはエッグフロレンティーンと名乗るべきでありましょうけど、まぁ、それは良し。見事な半熟。黄身がとろりとソースになる。
ご飯に味噌汁、梅干しに目玉焼き。ご飯の上には明太子。海苔と一緒に日本の朝をたのしむ。

パンの品揃えも見事でした。
分厚く切られた食パンがあり、それを使ってサンドイッチをたのしみたかった。それでナイフで薄く切る。
二切れ切ると残りがちょうどトースト用にピッタリで、薄い二枚は軽く焼き残りはこんがり、よく焦がす。
薄切りトーストの上にベーコン。このベーコンが脂がのってうまいのですネ…、クチャっと口の中で潰れて脂をにじます。おいしい脂をパンが拭ってもう永遠に食べ続けていられそうなオゴチソウ。
ジャムにヌテラをお皿にとってトーストブレッドを様々な味でたのしんでみる。バターにヌテラは最強で、でもパンそのものが塩の旨味がしっかりしていてカサカサ奥歯をくすぐり散らかる感じがごちそう。

コーンポタージュをパンのお供に。中華粥もどうしても試したくって、これもお米のポタージュさ…、とパンと一緒に食べてみる。
濃厚味で舌がつかれてしまうほど。生のきゅうりで口を洗ってぽってり食べる。
そろそろ〆と、ご飯をお皿に横一列に盛り付ける。
上にちょこんと辛子明太子やちりめん山椒、わさび昆布の佃煮を並べて焼海苔。ご飯をお箸で一口分づつ取り分けてご飯のお供と一緒に海苔にのっけてクルン。ひとくち手巻きおむすびみたいな感じでパクリ。口の中でパリッと海苔が砕けて壊れてご飯とまじる。指に残った海苔の香りもすがすがしい。最後にチョコのシリアルでお腹に蓋していい朝となる。オキニイリ。

 

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コメント

  1. いにしえ

    サカキさま、
    神戸!学生時代を過ごした大好きな街。美味しいものも沢山ありますね。
    山手のハイソと高架下の雑多、旧居留地の洗練に南京町。それらがコンパクトに同居しているのが魅力です。アルバイトを通じて神戸のお金持ちの方々に可愛がって頂いて、学生では到底行けないお店に連れて行っていただいたり、高級中華でメニューにないものを出していただいたりしたのを思い出しました。懐かしさ一杯です。
    オリエンタルホテルは神戸の良心として矜持を持ち続けて欲しいです。
    読んでいで久しぶりに神戸に行きたくなりました。

  2. サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

    いにしえさん
    おっしゃるようなコンパクトさが神戸という街のもっとも魅力的な部分なのでしょうね。
    街を歩いているとワンブロックごとに東京で言えば銀座、渋谷、新宿、丸の内、上野とさまざまな街のムードがやってきては過ぎていく。
    ワクワクしてくる街のムードがずっと変わらずいてくれることを祈ってやみません。

  3. Kei

    オリエンタルホテル良いですよね〜
    朝食もさることながら夜も良かったですよ!適度な距離を保ちつつもスタッフの方がとても親切でフレンドリー、良い家族滞在になった思い出があります。
    似た雰囲気ではありますが、ここを運営しているPlan do see系列の博多駅近くのwith the styleや名古屋の河文も素敵な雰囲気で気分が上がりました。with the styleの宿泊はお高いですが、ここに負けず劣らず朝食が良かった覚えがあります。
    ここの系列で2回結婚式を挙げていますが、いずれもウエディングプランナーさんが女性が喜ぶ提案をどんどんして来て素敵な雰囲気にうっとりしたまま新婦の希望でオプション追加しまくり、最初の見積もりからかけ離れた値段で頭を抱えた記憶があります笑

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Keiさん
      Plan do seeさんがプロデュースされたお式にお招きいただいたことがありますが、一生懸命が空回りせずあくまで自分たちは黒子であるという抑制のきいたサービスに感心した記憶があります。
      ホテル屋さんが運営するホテルがどんどん「宿屋」になりさがっていくなか、ホテル屋さんではない人たちの作り出す新しい世界に未来を託すしかないのかなぁ…、なんて思わされますね。
      博多のwith the styleは泊まろうといつも思いながら、アクセスの悪さから躊躇してしまいます。今度思い切って試してみます。ありがとうございます。

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