神保町の街の今と未来とさぼうるのバナジュー

水道橋にひさしぶりにくる。
30年ほどをこの街の職場で過ごしたなつかしい街。
打ち合わせまでちょっと時間に余裕があって、ブラブラしてみた。
なつかしさ半分、切なさ半分な感じの散歩。かつて好きだったお店の跡地が次々、目の前にやってくるのが悩ましくって、しかもどこもが流行っていたのにやってる人の高齢化と後継者がいないことが理由の閉店。
日本の飲食業の未来を見ているような気持ちになってしまうのがなんともさみしい。

エリカって言う喫茶店があったのだけど、休業しますの貼り紙が貼られたままでもう5年以上も経つんじゃないかなぁ…、廃業、閉店でなくあくまで休業という、どこか宙ぶらりんな感じが一層切なさ募らす。

そのエリカの向かい側にとんかついもやがあってそこも閉店。跡に東銀座で一世風靡した「いまかつ」が出店したけど、契約満了を機会に移転。移転とはいえ行き先が赤坂というのがどうにもこれまた宙ぶらりんで、閉店撤退とは口が裂けても言いたくなかったに違いない。
ちょっと歩いたところに洋食グランがあって、かつては同じビルの一階にラーメン店と和食のお店が並んでた。
兄弟3人でそれぞれ店を切り盛りしてて、けれど今では洋食屋さんが残っただけ。2つのお店の跡には新たなテナントが入って元気で頑張ってるから、不動産業としてなんとかやれているのかなぁ…。向かい側の天丼いもやの跡地は見る影もなく、あまりに煩い店の姿にいつも顔を背けて歩く。

そんな神保町でもなんとかずっと続いてる店の一軒。
さぼうるに来て、時間を潰す。
トーテムポールが入り口にあったり、石造りの壁や煉瓦の間仕切りと不思議なムードをもった神保町のランドマークのような店。
かつて神保町は文化の街でした。
出版社があり古本屋街が人を集めて、買ったばかりの本を読んだり文化談義に打ち興じるのにいい店だったに稚貝なく、今でもそういうムードが残ってはいる。けれどそういうことに価値を見出す人の絶対量が減った今、これからこういう店はどおうするんだろう…、って思ったりもする。

ちなみにお店の照明がちょっと明るくなっていました。写真撮るのにちょうどいい明るくさというのが、もしかしたら彼らなりの時代に合わせた工夫かも。バナナジュースをもらって飲んだ。バナナの繊維と自然な甘味。泡立つミルクに軽い渋みがおいしいジュース。ピーナツがお供についてくるのが昔の喫茶店的。いい感じ。
ストローの包紙をクシュっと縮めてテーブルに乗せ、ストローをスポイトがわりに使って水をチュチュっと垂らす。縮んだ紙が身をよじりながら伸びをするイモムシゲームにちょっと笑った。なつかしい。

 

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