矢場とんで鉄板味噌かつ、味噌まみれ!

体の調子を崩すと、いつも食べないものを無性に食べたくなったりするもので、それで味噌カツ。
東京駅の近所に来たので矢場とんにくる。
飲食店だけが集まる商業施設の一番外れにある店。
東京駅の八重洲側に大屋根をつける再開発と同時にできた施設で、だから駅舎に沿って細長い。
その一番端っこだから立地としては良くないのだけど、ココが一番長い行列続けてる店。
ご当地モノが強いのか…、というと他にもご当地料理のお店がいくつか集まっていて、そこよりココということは、それだけ料理にインパクトがあるということなんでしょう。
インパクトのある味噌カツの中でもひときわハイインパクトな、鉄板味噌カツを選んでたのむ。

焼いた鉄板の上にまずは千切りキャベツ。
上に揚げたばかりの熱々とんかつ。
テーブルの上に置かれたときには、ジュウジュウ、キャベツが焼ける音がする。
けれどひとつひとつの熱さが中に閉じ込められて、逃げ場を探しているような嵐の前の静けさっぽい景色を醸す。
そこに味噌ダレ。
それも熱々を、お店の人がしずかにカツの上に注いでいくのだけれど、途端にバチバチ。騒々しくなる。

味噌カツの味噌には2種類あって、ぽってりとしたソースタイプと、シャビシャビとした汁タイプ。
ココでもその両方が用意されてて料理によっては選べるんだけど鉄板味噌カツには必ず水っぽい汁タイプ。注いだ味噌が鉄板にあたってジュウジュウ、蒸気になってく。写真を撮るのがむつかしい(笑)。ボクはこの水っぽい味噌ダレが実は大好き。
はじめた食べた味噌カツが、どて煮の煮汁をかけて味わうタイプのモノで、その驚きを今でも鮮やかに思い出す。せっかくバリッと揚がった衣が濡れるようでいてそのバリバリはそのままに味がしっかり入っていくのがオモシロイとこ。

赤味噌のどっしりとした旨みは強い。
けれどサラサラしているから、パン粉衣の油をほどよくさっぱりさせる。
とんかつ自体はほどよく厚く、ロースではあるけれど脂控えめのさっぱりとした肉の部分。
スパッと歯切れがよくてそこに味噌の旨みと風味がからむ。
乾いているのに濡れている。
柔らかいのに歯ごたえがよい。
正反対の食感、味わいが次々口の中にやってきては消えていくのがオモシロイ。普通のいわゆるとんかつとはまるで違った料理がたのしい。

すりおろした胡麻がたっぷり用意されててそれを使うと風味が変わる。味噌の風味に胡麻の香りが混じってどっしり、濃厚味になっていくのがオモシロイ。

それにしても味噌を吸い込み鉄板の上でしんなり焼けた千切りキャベツのおいしいコト。もしかしたらこの料理で一番おいしいところはキャベツ。ご飯の上にのっけて食べるとシャキシャキホツホツ。口一杯がニギヤカになる。
期間限定で味噌煮料理が何種類か。煮た大根を選んで追加。芯まで味噌が染み込んでクチャっと潰れてジュワリと口を潤していく。芥子もビリリと旨みを引き立ておいしくさせる。
ちなみに普通の味噌汁を250円でとん汁にグレードアップできるのだけど、このとん汁の贅沢なコト。豚肉に白菜にネギと具材たっぷり。量もたっぷり、これで十分メインディッシュになるようなそんな贅沢。堪能す。

 

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コメント

  1. いにしえ

    体調が芳しくないとき、特に風邪気味のときは赤味噌が効くように感じます。私は味噌煮込み食べたら軽い風邪は治ってしまいます。中京地域出身だからかな。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      味噌煮込みうどんはいいですよね。栄養もあるし、発汗作用も感じて元気がでるような気がします。味噌パワー、バンザイですね。

  2. かにっこ

    サカキさん、こんにちは。
    名古屋発祥の矢場とん、イイですね〜。ワタシも大好きデス。東京のカツ屋さんに入ったトキ、味噌ダレが無くちょっと物足りなかったのを思い出しまシタ。
    そう言えば、愛知瀬戸市の藤井四段、先日は味噌煮込みうどん食べてましたよね。(前々回かな?)。
    やっぱり中京地区の人にゎ赤味噌、欠かせまセンッ!ソウルフード味噌パワーで頑張れ〜〜

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      かにっこさん
      確かに、味噌煮込みうどん、食べてましたネ。
      ボクも実は一週間ほど前。
      風邪で食欲がなかったときに山本屋のお土産セットを使って味噌煮込みうどんを炊きました。キムチを入れて辛い味にしたら、汗が出た出た!
      お陰でぐっすり眠れました。味噌パワー、感謝です。

  3. りんご

    弱ったときに本能が求めるものってありますよね。
    私はストレスを感じると、噛みごたえのあるものを買ってしまいます。あたりめ・固焼きのお煎餅・ハイチュウやガム・・・顎関節症になったことも(!!)
    風邪のときにはお粥よりうどん派です。こちらは母の味ですね。
    「元気があればなんでもできる!」は嘘ですが、「元気がないとなにもできない!!」は真実だと思います。
    季節の変り目、ご自愛下さいますように。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      りんごさん
      ある程度元気が戻ってくるとうどんを食べたくなったりします。それもお鍋でグタグタに煮込んだやわらかいうどん。ちょっと甘めにするのが好きで、これっておふくろが昔、作ってた鍋焼きうどんの味だよなぁ…、って思いながら食べると一層元気が湧いてきます。
      ご心配ありがとうございます。
      梅雨らしい梅雨になかなかなってくれぬ季節の変わり目。もう一つ先の変わり目がすぐにやってきそうで心配です。

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