目黒のパンに目黒の火鍋
友人と目黒を遊ぶ。ブーランジェリーべべってお店でまずはお茶。
イートインがカフェのようになったパン屋さんでお店の奥に立派な工房。入り口入ったところにパンが置かれたカウンター設えていて、そこのパンがどれも独特でおいしげなこと。
好みパンを自由に選んで飲み物つけてカフェでたのしむ…、って趣向。
何にしようかとパンを見てると全部食べたくなるのが困る。形はどれも不恰好。色目も決して派手でなく手作り感が溢れる仕上がり。フランスパンのようでなく、ならば菓子パンのようかというとそうでもなくて見た目が同じに見えるものが多くて見た目で選べない。
商品札に書かれた説明書きを手がかりに、味や食感をイメージしながらどうしようかと考える。
5分近くあれじゃない、これじゃないって迷いましたか。やっとの思いでチョコレートのパンと胡桃のクリームを挟んだパンを選んでお供にカフェオレたのんで落ち着く。
友人はカヌレとベーコンチーズにパンを選んで分ける。
チョコレートのパンはフッカリとしてでもムチムチな不思議な食感、チョコが生地に練り込まれていてボロボロ崩れる感じが独特。胡桃のクリームの中には砕いた胡桃の実。ぽってりゴツゴツ食感楽しい。
カヌレはしっとり、ベーコンチーズのパンには実山椒が紛れ込んでて噛むとビリリと舌が痺れるおもしろさ。
近所にあるといいだろうなぁ…、って思いながら周りをみるとお店の中はボクらとお店のスタッフを除いてみんな女子ばかり。この客層は四谷三丁目にはいないもんなぁって思って笑う。しょうがない。
ひさしぶりの目黒は再開発で町の景色はすっかり変わった。目黒川のほとりを歩いて雅叙園のロビーをうろつき、腹を空かせて晩ご飯。
駅前ビルの「Din‘s&」ってお店。
台湾からきた小籠包で有名な「京鼎樓(ジンディンロウ)」ってお店が作った火鍋のお店。
台湾屋台料理も揃うカジュアルな店で料理をあれこれ。
蒸篭で肉や海鮮、野菜を蒸した料理があって有頭海老の蒸し物をまず。2枚に開いた海老に春雨。油とスープ、ガーリックチップを乗っけて蒸して仕上げてる。エビはふっくら、みずみずしくて頭の中の味噌もおいしい良き前菜。
それから鶏もも肉を叩いて伸ばして衣をつけてバリッと揚げた台湾の鶏の唐揚げ「炸鶏排(ザージーパイ」。五香粉や八角、中国醤油の香りや味がエキゾチックでたっぷり振った黒胡椒が良きアクセント。
それから火鍋。麻辣スープと白湯スープをまず選ぶ。
豚肉、鶏肉、春菊、豆苗、白菜、キクラゲ、しめじにしいたけ。鍋の具材の代表的なものに加えて、高野豆腐や豆腐の揚げ物、フィッシュボールがやってくる。高野豆腐がスープを吸い込みおいしくなるのがオモシロく、麻辣スープに入れた春菊が春菊らしいクセや匂いをなくすことにビックリしちゃう。ここの麻辣スープは香りも辛みの力強くてお腹の中から汗をかく。
小籠包も鍋の具材になっているのが小籠包で人気のこの店ならではで、皮は若干厚めにできててあらかじめむされているからスープに軽くくぐらせるだけで食べられる。
お玉がちょっと変わってて、網状の覆いが半分だけくっついている。具材だけをすくいあげるのに便利な形…、これほしい!