目玉焼きを名乗るベーコンエッグ。〆のブラウニー

東京駅からはじまる今日。ひさしぶりに「初藤」で朝食。
八重洲地下街の中の店。朝と昼は定食屋、夜は居酒屋という営業スタイル。
お店の外壁に商品サンプルを乗せたお盆が貼られてて、立体メニューのような感じになっている。朝は朝食メニューの中から7商品。昼はこれが昼定食のサンプルに変えられる。インバウンドさんが写真を撮りに来たりして、ボクのこの勢いがオキニイリ。
24時間動く東京の表玄関の東京駅です。朝が一日の終わりという人も結構多くて、朝からビールを飲んでる人がちらりほらりとしていてたのしい。入り口脇で食券を買ってるとお店の人が近づいてきてテーブルに案内してくれるのが手際良くっていい感じ。

目玉焼き定食を選んでたのむ。
ご飯の量は半分で。
卵はよく焼き。
大盛りご飯をたのむ人もいる。
でもご飯少なめって注文する人も案外多くて、時代を感じる。
卵料理は時間がかかる。
注文してから焼き上げるから。
急ぐ人は豚汁定食、肉豆腐の定食なんかを選んでたのむ。それらは仕込んで器に盛ったり温め直したりすればできるスピードメニュー。
おなじみさんで賑わう店です。
しばらく待ってやっとボクの定食がやってくる。
フライパンに蓋して蒸し上げたような仕上がりで、目玉焼き定食と言いながらひっくり返すと卵の下に焼けたベーコン。本来ならばベーコンエッグ定食と名乗ってもいいところ、目玉焼きというところがなんと謙虚で控えめだろう…、って思いながら、さていただきます。

目玉焼きの上にはたっぷり胡椒がかかって仕上がっている。塩もほどよく効いていて、ソースもついてくるんだけれど醤油をかけるとほどよく味が整う。
ご飯の上に目玉の一個をのせて黄身をさっくり割ると中は半熟。熱々のご飯と一緒にハフハフかきこむ。黄身がぱさつくことなく、白身の縁が焦げてパリッとなっている。甘くて濃厚、香ばしくってご飯をおいしくしてくれる。
なにより焦げてガリッとなったベーコンの歯ざわり良くって脂が甘い。
お麩とネギの味噌汁に七味をたっぷり。小鉢はひじき煮。ご飯にマヨネーズを塗って海苔でくるんでぱくりと食べる。おゴチソウ。

 

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出発までの時間をブルックリンロースティングカンパニーでのんびり過ごす。
東京フォーラムのガラスの箱の中の店。プラザと同居していて、窓の外に東京フォーラム中庭の木々の緑が見て取れる。
都心なのに郊外みたいな感じがするのがとってもステキ。
好きな空間。
ここのブラウニーがおいしいの…。コールドブリューのお供にもらう。
ブラウニーをワックスペーパーの上に置き、両端をキュッとねじって提供するのね。キャンディーみたいな感じでかわいい。ねじったところを開いてワックスペーパーをお皿代わりにして食べる。正方形に切り分けられた黒いブロックみたいな形。表面は細かな凸凹。チョコレートの粉がふいてて顔を近づけるとチョコの香りがフワッと漂う。ところどころにヒビが入っているのが愛らしい。

もろくてやわらかく見えるのだけど、これが頑丈。割ろうと思っているのになかなか割れてくれないの。細かな生地同士がくっつきあって互いを守り合っているって感じなのね。やわらかいのに頑丈という独特な感触。
力を入れすぎると潰れてしまいそうになるから、力加減を注意しながら2つに割る。アーモンドが中に閉じ込められていて、噛むとコツンと前歯を叩く。生地そのものはなめらかで、一瞬、口が乾く感じがアメリカの焼き菓子って感じでニッコリ。
チョコの苦みや風味に混じってレーズンやオレンジピールの酸味や香り。砕けたナッツの香ばしさも混じってめくるめくような味のパレード。濃厚な味の世界にウットリします。オキニイリ。

 

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