白焼き、うな重、東海亭

宮城県の仙台近く。登米という街があって、そこのうなぎ屋「東海亭」という店に来る。
明治八年創業という老舗です。古い蔵をまるごと使った店作りで、どっしり重厚。二階の座敷に上がると目の前が川という、なんとものどかで雰囲気がある。川がきれいで水がおいしいところのうなぎ屋は総じておいしい。この店の並びにももう一軒、うなぎの専門店があって半年ほど前にそこでうなぎを堪能。今日はこちらで…、とワクワクしながらやってきた。

まずは白焼き。軽蒸しでパリッと焦がして焼けたうなぎで、その表面には焼かれたときに沸騰した脂があけた小さな穴が無数に見える。串を打って焼き終えて抜いで作られた穴もキレイでウットリします。

さて食べる。
山葵をのせて醤油で味わう。
いやはやおいしい。
ムチッ、ザクッと歯切れて奥歯でクシュッと潰れる。
脂がジュワリと滲み出しうなぎ独特の香りと味が口に広がる。
相当たっぷり山葵をのせても、山葵を辛く感じない。
むしろうなぎの脂を甘くさえするよき相性にまたウットリ。

予約をしてた。だから白焼きを食べ終わるタイミングにてお重が登場。大きく深く、ずっしりとしたお重で蓋を開けると、あら、見事。うなぎの蒲焼き、しかも分厚く大きな切身が2枚ならんでテカテカ光る。肝吸い、漬物を従えて焦げたタレの香りがおいしく食欲誘う。

熱々のご飯。ちょっとパサパサして感じるのが残念だけど、それがうなぎのねっとり感を引き立てていると思えばそれもまたよしでしょう。タレは甘くて醤油の風味もどっしりしてる。それがうなぎに見事に染みてコッテリとした味わい、そしてトロケ感。山椒をたっぷりかけてハフハフ食べる。
ご飯の詰め方がいいのでしょうネ…、箸を垂直にサッといれゆっくり持ち上げるとススっと上に引きあがる。ご飯の半ばまでタレが染み込み心置きなくうなぎの味をたのしめるのがありがたい。
それにしてもうなぎの蒲焼き、そしてうな重というこの食べ物。年代問わずあいされて、元気がでてくる滋養に満ちた不思議な料理。ステーキや焼肉なんかで味わえぬ豊かな栄養を感じてニッコリ。満ち足りた。

 

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