甘い青汁。なんか不思議なミッドタウン八重洲の地下
野菜を飲もうと「遠藤青汁サービススタンド」。
銀座の北のはずれ。銀座一丁目の銀座ガス灯通り沿いにある一軒家。レンガ造りの2階建て。
英国風のバーやレストランのようにも見えて、看板がなければちょっと正体がわからない。
ただ看板の「遠藤青汁友の会・青汁サービススタンド」という文言が謎めいていて、ますます何屋かわからなくなる。
青汁が飲めるスタンド。ドアを開けると青汁の香りがお店の中を満たしてて、空気を吸うだけで健康的になれるような感じがしてくる。スーツ姿のおじさんたちがひっきりなしにやってくる。秘密クラブのようでもあってまさに「青汁友の会」(笑)。
カウンターの奥には大きな冷蔵庫がいくつも置かれて、そこに青汁がたっぷり格納されている。
メニューは青汁、大小だけ。小さなサイズだと350円。グラスにジャーッと注いぐだけ。あっという間にグラス一杯分の健康が手元に届く。
泡が浮いてて緑の香りが鼻をくすぐる。
ゴクリとひと口。飲むたび今日の青汁はどんな味なんだろう…、ってドキドキワクワク。
製造法はおなじはずなのに季節によってびっくりするほど味が変わるんですネ。夏は苦い、冬は甘くて今日の青汁は飲みやすい。
夏の苦い青汁は薬のように一気に飲むけど、今日みたいな甘くてやわらかな青汁はじっくり味をたのしみたくなる。ゴクリゴクリと6度に分けて舌の上で転がしながら味わいました。おゴチソウ。
東京駅までテクリと歩く。
最近できた再開発ビル「東京ミッドタウン八重洲」を目指してテクテク。地下にバスターミナルが作られていて大型バスが飲み込まれては吐き出されていく。
地下のフロアーが先行開業。どんな様子か見てみます。
地下に降りるとスターバックス。
ドトールコーヒーでもタリーズでもなくスターバックス。とは言えブルーボトルではないスターバックスという「行きすぎないほどよきお洒落」がこのフロアーのテーマなんだ…、ということでしょう。
シティベーカリーがここにもあります。
駅の反対側にも一軒ある。一駅南の銀座にもありこの界隈だけでも3店舗。メキシコ料理のファストフードの「フリホーレス」も店を出してる。テイクアウトに対応できるお店をメインに集めたのでしょう。オフィスビルの地下フロア。バスターミナルを利用する人の利便性もということなのかもしれないけれど、バスの移動に食すならコンビニエンストアの食品で十分かなぁ…、と思ったりもする。わからない。
根室花まるの立ち食い店がありました。この店もシティベーカリーと同じく東京駅の反対側と銀座にお店を出していて、どちらもおそらくデベロッパーが今ほしいブランドなんだろうなと思う。
客席を持ってるお店にはそこそこ人が集まっていた。けれど客席をもたずテイクアウトだけのお店がいくつかあって、例えばデリのPARIYAであったり、「ポーたま」っていうポークたまごおにぎりのお店であったりは客席を持ってないからかなり苦労しているみたい。
なんでフードコートスタイルにしなかったんだろう。デベロッパーに企画力がなかったのか、それともテナントさんたちにお願いして出てもらったからテナントごとの利益を守る必要があったのか。わからないけど、勿体ない。
ちなみにポーたま。
この家賃の高いところに大型の洗米機を置き、羽釜でご飯を炊くというなんとも贅沢なオペレーション。卵焼きも鉄板で焼いてて、できたてをここで食べられたらどんなにステキ…、って思ったりした。お店の前の通路の向こうは巨大地下街、ヤエチカです。