甘い・やさしい・酸っぱいコーヒー飲み比べ

表参道から原宿、渋谷にかけての街は、新しいタイプのコーヒー専門店が多く集まる地域のひとつ。
今日はそういうお店をいくつかみて歩く。
まず、「パンとエスプレッソと」って店。この店名をはじめてきいたときにはへんてこりんな名前だなぁ…、って思った。けれど英語で表記すると「Bread, Espresso &」てなる。なるほど、パンとエスプレッソにあなたらしい何かを添えて…、ってメッセージなんだなぁって合点したのを思い出す。
決して便利と言えぬ場所にあり、だから出来た当初は静かだった。けれどココのパンが一時期話題になった。特にフレンチトーストがおいしいというので人気沸騰。今では一日中、カフェスペースは満席状態が続いてる。今日もかなりの人出で、お店の人は大忙し。笑顔忘れて働いていた。

昔は気持ちのいい店だったのにって思ってテラスの席をもらって、キアートを一杯もらう。
ありがとう…、って思いっきり笑顔でいったら彼女もとびきりの笑顔でニッコリ。
ゆっくりたのしんでいってくださいね…、って。
つっけんどんなお店のムードは、ただ忙しかっただけのコト。笑顔を忘れてたわけじゃないんだって思ってちょっとホッとした。
甘みを感じるエスプレッソは見事な味わい。砂糖をあらかじめ入れてもらって甘みをたのしむ。トロンと喉を撫でるようにしてお腹の中へと収まって、豊かな苦味とスッキリとした酸味が後口ひきしめる。おいしいなぁ…、ってウットリします。
ボクにとってココは「Espresso &」だなぁ…、って思ったりした。それもよし。

 

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表参道に面したところに「アイランドヴィンテージコーヒー」っていう店がある。
ハワイからやってきた店。目の前にラルフローレンの立派なビルがドーンッとあって、表参道昼の近く。ホノルルで言えばシェラトン・モアナ・サーフライダーホテルの真ん前みたいな立地にあって、なのにガラガラ。
おいしいコーヒーなんですけれど。なめらかで苦味やさしく酸味控えめ。面倒なコトを考えないでゴクゴク飲める気軽さがいい。でも最近は酸っぱかったり苦かったり、考えないとたのしめないコーヒーばかりが幅を利かせてこういう普通のコーヒーをおいしいというと、バカにされかねない風潮がある。勿体無いなぁ…、って思ったりする。勿体無い。

 

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キャットストリートに「ロースタリー」というコーヒー専門店がある。
名前の通りコーヒーの豆の焙煎所があり、その焙煎所の一角で試飲をしている…、感じがの設え。お店に入った途端においしい豆の匂いに包まれる。
エスプレッソもドリップコーヒーもどれも豆を選ぶところからはじまるというのが、他のお店にない特徴で、コーヒー好きの人たちがわざわざ足を運んでじっくり、楽しんでたりする。しかもビックリしたことに海外からの観光客がガイドブックを片手に来てはたのしんでいる。東京は世界的にみてもコーヒーのメッカの一つになったのかもなぁ…、って思ったりする。オモシロイ。

酸味がおだやかで苦味がふくよか。さっぱりとした飲み口のコーヒーをドリップで…、ってお願いをした。
お店の人。ちょっと困った顔を一瞬する。
うちのコーヒーは酸味を楽しんでいただくように焙煎しておりますので…、ってエクスキューズ。中でも豆そのものの酸味がやさしいものがこれ、と勧めてくれたコーヒーを飲む。
完全に濾過せず豆の粉が浮かんだ濁ったコーヒー。
やっぱり酸っぱく、しかも時間が経つに従ってどんどん酸味が強くなる。おいしくないわけじゃないけど、身構え、頭をフル回転しおいしい理由を探りながら飲まなきゃいけないコーヒーはどこかやっぱりよそよそしい。素直においしいコーヒーを呑みたいなぁ…、って思ったりした。そんな今日。

 

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コメント

  1. まさお

    サカキさん、今度この記事の2つ目、3つ目に行ってみます。楽しそう。大坊珈琲が閉店して以来寂しかったけれど、色々ありますね。既に御存知とは思いますが、丸山珈琲表参道店もよいですよ。

    • サカキシンイチロウ

      まさおさん
      大坊さんがなくなっちゃったのは、本当に寂しい出来事でした。この界隈には珍しい、かつての喫茶店的なムードと実力のあった店。
      今では酸っぱい系コーヒーのメッカになっちゃった。
      ロースタリーはとてもたのしいお店です。豆を買って変えることもできて、おいしいコーヒーの実験場って感じがするのもステキでした。

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