甘いスープに甘いバンズのフレッシュネス

ひさしぶりにフレッシュネスで朝をはじめた。
昔はすごく頻繁にきていたのだけど、最近、まるでごぶさたな店。
なぜなんだろう…、と思いながらオキニイリの料理をいくつか選んでたのむ。
ベーコンオムレツバーガーをメインに、マッシュルームスープをお供にオニオンリングスもサイドに添えてしめて962円。朝食としてはなかなかの出費でござった。
「飲み物を先にお渡ししますね」って言われてちょっと待つ。
ボク、何か飲み物たのんだっけか…、と不思議に思うも手渡されたのは黄色いトレイに番号札。カップがふたつ。1つには水が入ってて、もうひとつにはマッシュルームスープが入っておりました。なるほど…、ここではスープは飲み物。飲むものであって食べるものではないんだなぁ…ってひとまず納得。

たしかにボクも「スープを飲む」っていうことがある。
だからこういう言い方もありかと思う。けれどメニューのカテゴリーわけするときにドリンク欄に果たしてスープを分類する?って考えはじめると謎が深まる。なやましい。

そして一口。スープを食べた。
びっくりします。

すごく甘くて、舌が壊れてしまったのか…、ってびっくりしました。どれほど甘いかというと、マッシュルーム風味のカフェモカ…、ってくらいに甘い。甘いということをおいしいということにすり替えてしまうような料理づくりが最近目立つ。砂糖や甘味料は究極に安いうま味調味料。しかも万人受けする旨みを作り出すことができるから、それで安直に甘い料理を作っちゃうんでしょう。

遅れてやってきたベーコンオムレツバーガーもバンズが甘くてまるでお菓子のように感じる。しかも妙に口溶けがよい。ふかふかしたバンズがクシュッと潰れて口の中でとろける。潰れたはずなのにたちまちそれが修復し、ふっくらとした形に復元されるところも科学的でいささか怖い。
几帳面に作られたオムレツやよく焼かれたベーコン、レタスの状態と現場の仕事はたしかで見事。だから現場の人には責任はないことなんだろうと思えるところが、また悩ましい。衣がポッテリ、サクサクでネットリとしたオニオンリングスは良き出来栄えでそれがなおさら勿体無いって思ったりした。またしばらく来なくていいや…、と思う朝。

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