珈琲アロマ、ペリカンの食パンのトースト、浅草の朝

今日は浅草でちょっとブラブラ。
まずは朝の腹ごしらえ。ただおそらく今日はたくさん食べなきゃいけなくなりそう。
それで軽めの喫茶店。
「珈琲アロマ」ってお店をたずねる。
田原町駅と浅草駅のちょうど真ん中くらいでしょうか…、国際通りからちょっと入った場所にある。
外から見ると地味な店です。なつかし系の置き看板にオレンジ色のテント。店名が普通描かれていそうなところ、無地でけれどキレイに手入れが行き届いている。お店の前には自転車、それからメニューの看板。花に草木がいけられているコンクリート製のプランター。ブレンドコーヒーが350円という値段に時間が止まって今も昭和な感じがするのがいい感じ。

店はレトロではあるけれど入り口のドアは自動ドア。カウンターだけ、15席ほどありますか。歪んだコの字型したカウンターの中は厨房。おじさんがひとりで仕事をしていらっしゃる。
ブレンドコーヒーとたのむとコーヒーカップがまずやってくる。分厚い陶器のコーヒーカップで、昔の喫茶店はこういうカップが多かった。
熱々のコーヒーを注ぐとカップの温度で飲み頃になり、その飲み頃が持続する。分厚いからズズッとすするように飲むことになり、空気をたっぷり含んだコーヒーは香りが立っておいしく感じる。

一杯一杯おとしたドリップコーヒーがあとから注がれ、フーフーしながらズズッと飲むと香り豊かで甘みが強い。
落としたてのコーヒーってなんでこんなに柔らかなんだろう。
しかもミルクを注ぐと軽い酸味がおだやかになる。
朝の体が明るく目覚める。

店のマスター。
厨房の奥でずっと食パンを切っている。
ペリカンの食パンです。
それを手切りでトースト用の厚さに分ける。
手際がよくて迷いもなくて、テキパキ切るも見事にどれもが同じ厚さになっていく。

切り終わったら厚さをチェックし揃え直してビニール袋に収め直して封をする。あっという間に3本分を切り分けて、おそらくそれが今日一日分。おいしいというので有名になったペリカンの食パンも、こうしてやさしく丁寧に扱われてこそおいしいんだとしみじみ思う。ウットリします。

チーズトーストを作ってもらう。切ったばかりの食パンをトースターに入れこんがり焼いて、バターをまず塗る。焼き立てのトーストにバターが染みこみツヤツヤテカテカしたとこに、切ったチーズをのせただけ。
カサカサとしたパンの食感。チーズが一緒に歯切れてとろけ、チーズの旨味や塩味、酸味。パンの旨味が口に広がる。シンプルなのになんとおいしい。お皿に添えられたウェットナプキン。昔、喫茶店でサンドイッチの出前をとると必ずついてやってきた。なつかしい。
ゆっくり、のんびり味わってコーヒーのんでお腹と体をあっためる。おいしいお店が豊富に揃うわが町四谷三丁目に、無い数少ない業態がこういう昭和な喫茶店。うらやましいなぁ…、って思ったりした。オキニイリ。

 

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コメント

  1. 食欲

    いいですね、落としたてのドリップコーヒー。学生の頃喫茶店でバイトをしていて、そこでサイフォンでコーヒーを落とすことを教わって入れておりました。うまくいくとコーヒーの豆がふんわりとまあるく盛り上がる。アイスコーヒーはそれ用に挽いたコーヒー豆を、キャンバス地のこし布に大量に入れて、三脚みたいな脚に固定して、下には大きな寸胴鍋を置いてじっくりゆっくりお湯を注いで作ってた。どちらかと言えば紅茶党だった当時の私でしたが、入れたてはやっぱりおいしかった。喫茶店そのものをあまり見かけなくなってしまいましたが、店中がコーヒーの香りに包まれるあの感じ、久しぶりに味わってみたいとサカキさんのブログを読んで思いました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      食欲さん
      「うちはハンドドリップなんだぞ」って、新しくできたコーヒー専門店が威張ったりしているのを見ると、そんなこと、大昔から日本の喫茶店ではやってたんだよ…、って言いたくなっちゃいます。
      日本人はいまだかつてなくコーヒーを愛するようになったと言われるその片方で、こういう昔ながらの喫茶店が次々閉店していく。もったいないなぁ…、って思います。

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