珈琲や。上州屋のお弁当にトップスのチョコケーキ
うどんでお腹をあっためて、アイスコーヒーでちょっとのんびり。
「珈琲や」っていうコーヒーの店。
うどんの四国屋から北に向かって歩いていくと、鍋屋横丁っていうアーケード街。
風にのってこうばしいコーヒーの匂いが漂い、近づいてくる。するとアーケードの屋根から生えるように伸びるブリキの煙突が見えてくる。それが目印。その煙突から吐き出される、コーヒー豆を焙煎する香りがもうおいしい。
近所に銭湯があって、そこに行った帰りに来るのが好きだった。
店の表のテーブルが好き。スノコのような椅子やテーブルが縁側で夕涼みをしているみたいで飲むのはいつもアイスコーヒーだった。中空構造のステンレスのマグのお陰で、氷がずっと溶けなくてのんびり飲んでもずっとひえひえというも好きでした。
見た目もひんやりしてるんですネ。金属製なのに手にはやわらか、手触りも唇を撫でる感じる格別です。
表面を丁寧に洗った氷がぎっしりマグの中に詰められ、アイスコーヒーに浮かんだ氷は角がとれて表面なめらか。
深煎で苦味がドスンっと力強くて酸味はおだやか。まるで冷ましたエスプレッソのような味わい。ただアイスアメリカーノのように粉っぽさはまるでなく、喉越しなめらか。お腹を重たくしないところがオキニイリ。
コーヒーにはビスケットがサービスでついてくる。硬くて甘くて、口の中で散らかる感じが好きだっていうからボクのもいつもあげてた。今日も持って帰ってお供えにする。
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夜は、思い出のお弁当屋さん「上州屋」で買った弁当。
中野富士見町の家からバイクであっという間に着くのだけれど、いつも人気で行列の店。
しかも好みの料理を選んで詰めてもらうというスタイルで、時間がかかる。
ボクはタナカくんの部屋で味噌汁を作ってじっと待ってた。
もう20年近くも前のことで、その当時からそのスタイルも料理もほとんど変わっていない。
ご飯にふりかけをかけてもらって、選べる料理はナスの肉挟み揚げ、鶏の唐揚げ、玉子焼き。スパゲティサラダにわらびの煮付けにインゲン豆の6種類。
ふたり分を買えば12種類の料理がたのしめるのだけど玉子焼きと鶏の唐揚げ、ナスの挟み揚げはふたりとも好きだったから喧嘩しないようどちらのお弁当にも入ってた。
玉子焼きが甘くてネ。しっとりしていて好みの味。野菜の煮付けのキッパリとしいた味がおいしくご飯が進む。特にわらびの煮付けに入った糸こんにゃくのクニュっと弾力あるのがたのしく、これはいつも取り合いだった。
タナカくんが大好きだったマグロの漬けを作ってあわせる。ねりゴマをまとわせ刻んだ茗荷で風味を整え食べる。
細かく切った油揚げを竹輪と一緒にたっぷり入れたお味噌汁。味噌は九州の右味噌使ってなつかしむ。
23日の〆はトップのチョコレートケーキにしました。切らずにスプーンですくって食べる。お供にミルクとかつての通り。お風呂に入って夜はのんびりいたします。









