牛込柳町。ぶっかけ中華にちょいがけカレー

思い立って牛込柳町に行ってみる。
昔、住んでいた街。今から30年くらい前から10年ほどかなぁ…、当時は不便な場所だった。
新宿、銀座、青山、赤坂とどこにいくにも車であれば便利なんだけど公共の交通機関がバスだけという陸の孤島のような場所。ただ当時の会社があった水道橋にいくに便利で、のちに両親も近所に家を買ったほど。表通りから奥まったマンションは静かで庭付き、快適だった。
そしてここで彼と出会った思い出の場所でもあったワケでして、今日はそのマンションからはじめて出会ったときさながらに通りまで出て彼を探した。ちょっと向こうのバス停から、こちらに向かって歩いて赤いポストの前で出会った。知り合ってすぐずっと昔に買ったまま一度も乗らずにタイヤが凹んだ自転車を見て、本当にスゴく叱られた。坂道の街…、なつかしい。

ついでに朝食を「白河そば」で。
朝から昼過ぎ、売り切れ仕舞いという立ち食いの店。ここに住んでたときに何度か行こうよなんていいながら、結局、来ることなかった店で、引っ越してから思い出しやって来たらばオキニイリ。近所のときに贔屓にしとけばよかったネ…、って後悔先に立たずな店です。
丁寧にとった出汁と多彩なトッピングで自分好みを注文できるというのが特徴で、ボクのオキニイリは「ぶっかけ中華」。キンキンに冷やしたかけ出汁で中華麺を味わうというオリジナル。天かすにネギ、ワカメが風味を添えていてそこにキザミをトッピング。ちょいがけカレーに煮卵のせてひと揃え。
商品受け渡しのカウンターには刻んだタクワンや紅生姜、薬味に混じって出汁をとった残りの昆布の佃煮がある。こういう店は信頼できる、正直にして始末なお店。オキニイリ。

ぶっかけ中華はとにかく冷たい。
汁も麺もキンキンに冷やされていて、なのに出汁の旨みや風味を感じるところにまず感心。
ゴリゴリ歯切れる中華麺に和風の出汁という組み合わせも、天かすの油のおかげでどこか和風ラーメンみたいな味わいすらする。
辛子油が用意されててそれを数滴、それから一味。
辛味が加わり力強さがグンと増す。

それにしても汁のおいしいことは圧倒的で塩の風味がくっきりしている。自然な旨味でゴクゴク飲めて、なにより透き通ってて見目麗しいことにウットリ。姿も味もうつくしい。

小さなお碗サイズのちょいがけカレー。このカレーがなかなかの曲者で、スパイシーでしみじみ辛い。そば屋、うどん屋のカレーというよりも本格的なカレー専門店的味がしてお椀一杯というボリューム自体は控えめなのに存在感はなかなかのもの。
しかもこれを冷たい麺と一緒に食べるというのがおいしい。
お腹がじんわりあったまり、ぶっかけ中華で冷えた体がほどよき感じに整っていく。カレーを食べて汁をごくりと飲むと口に広がるカレーラーメン的な味わい。すっきりとした酸味を帯びた後味もよし。チョコレート色に育った煮卵は、白身が縮んでムチュンと硬く、黄身はねっとり、とろけるようなオゴチソウ。カレーを食べて汁を飲み、麺をすすってカレーを食べる。今日も本当においしかったよ、また来よう。

 

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