牛皿一丁

西新宿を移動していたのです。車にのって新宿界隈のロケーションチェックとでもいいますか…。すごい勢いで変わる街には必ずビジネスチャンスがあるからと、車の外を目を皿にしてみていたら、ヘンテコリンな看板発見。

gz menugyuzaraiccho「牛皿一丁」って名前にもしやと思って、車を降りてかけつけて見る。
牛皿といえば吉野家の専売特許。だからもしやと思ってきたてみたのです。

そしたら、やっぱり吉野家が営業している新業態でありました。
店の外では店長らしき人と、幹部社員の人たちでしょうか…、お店の中を覗き込み話をしてる。
聞いてみればなんと昨日、開業したばかりということ。
しかもこの店が一号店のパイロットショップというコトらしい。それでもお店の中を覗くともう満席で、ビックリします。

店頭に用意されてるメニューボードをみてみると、店名の通り、牛丼はなし。牛皿定食だけの店。
牛皿を一枚単位で枚数選んで、ご飯やサイドディッシュを組み合わせ、自分なりの定食にしてたのしんでと言う提案。上手くいったらチェーン展開も考えているというのであります。オモシロイ。これは経験してみなければと思って早速利用する。

gz bill牛皿をご飯に乗せれば牛丼になるじゃない…、って思えばこんな業態は必要ない…、ってコトになる。
けれど、定食と丼とではお客様に伝わるメッセージが違うように感じるのです。

丼専門店は男の世界。
ラーメンなんかも丼と同じ世界に属する料理で、その形状をとってる限り、お客様は男がメイン。
けれど、定食屋さんだと女性やお年寄りも気軽に利用できるやさしい飲食店って感じがしてくる。
そもそも料理としての丼は「お腹いっぱい」を提案するもの。
一方の定食は「たのしい食事」を提案できる、お客様を選ばぬ料理のような感じがしますもん。

見ればお店の中に女性客も少なからず混じってて、いわゆる通常型の吉野家とはかなりイメージが違って感じる。
とは言えお店はカウンターだけ。
コの字型のカウンターの中は商品提供用の通路で、一番奥に厨房といういわゆる普通の吉野家システム。
そもそもココ。吉野家をずっと営業していて、それをリニューアルして作った店というのであります。
飲食店ってお店の構造や雰囲気よりも、料理の売り方でお客様が変わるんですよね。なのに世の中には客層変えようと店の雰囲気だけ変えて料理はそのままってお店が多い。ココは逆。

yondanteishoku西新宿のビジネスマンが気軽に利用できる場所。街道沿いで視認性も高いけれども、オフィス街からはちょっと離れて忙しすぎるようなコトがないから新業態を実験するのによかったのでしょう。

基本的な定食にはご飯と味噌汁がついてくる。
牛皿は積み重ねができるタイプの食器に入ってやってくる。基本は3段。
この3段分で通常の牛皿よりちょっとお目のボリューム感。丼に比べてご飯がちょっと少ない分、お腹いっぱいというよりも煮込んだ牛肉でお腹をたのしくみたしたい…、って感じの料理になるんでしょう。
女性のお客様には2段で十分…、なんてメニューに書いてあるのもたのしい。

gz don結局、ご飯の上にのっけて食べたくなるのですよね。
けれど最初から具材が上にのっかっている丼は、どこを食べてもご飯と肉、それからタレが一緒に口にやってくる。
けれど、牛皿をご飯の上にのっけるということは、白いご飯と肉が一緒に口の中へとやってくる…、というコトになる。
小さな違いが大きな違い。
ご飯に肉のタレが染みこみ、そこに再び肉をのせ。
どんどん肉の味が強くなってくるような感じもたのしく、オモシロイ。

肉と一緒にどうぞというサイド商品も豊富に揃う。
生卵とか山芋とろろ。
おでん大根なんていうのも用意されてて、おそらくこの丸い器に入るものをどんどんこれから増やしていくんじゃないかと感じる。
玉子もとろろもすでに吉野家で売られているものではあるけれど、定食のサイドにあるとちょっと上等なサイド料理のように感じてオモシロイ。

gz utuwagz nikuまだ開業したばかりということもあるのでしょうね。
商品提供にちょっと手間がかかってるみたい。
牛丼=すぐ出てくる…、って思っていると、ちょっと待たされるような感覚。定食屋さんだと思うとそれでも早く提供されてる感じ。

通常の牛皿と違って、「特皿」っていうのがあって、それもたのんでみます。
薄切り牛肉を一枚まるごと。
注文が入ると煮あげて仕上げるのでしょう。時間が余計にかかります。
色も若干色白です。

ちなみに上の写真の左が通常、右が特皿。
肉の食感や、肉そのももの風味や旨味を強く感じる。特に玉ねぎ。シャキシャキ、スベスベした食感が強く残っておいしいのです。これはそのまま、ご飯の上に乗っけずに、おかずで食べるべき料理。やってくる器も周りが銀色しているというのもちょっと誇らしげ。

何が売れるかわからぬ時代。今まで売れているモノを、売り方、食べ方かえて提案することが大切な今にこういうお店。勉強になるって思います。
ちなみにこの店にまた来るか…、って言われると多分、また来る。だってボクの使い勝手にあっているもの。いつも吉野家で、並盛り+牛皿をもらっているけど、それはご飯が控えめで肉たっぷりを味わいたいから。夜のチョイ飲みなんかにも便利かもねと思ったりする。どうだろう。

 

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