煉瓦亭

煉瓦亭

rengateirenga table有楽町で午後から仕事。それで食事を銀座と洒落る。
背筋を伸ばした洋食をと、「煉瓦亭」にやってくる。
11時15分スタートというちょっと変則的なる開店時間。本格的なランチ開始の正午までに、45分もあれば一回転ができるからという、繁盛店的気配りでしょう。

11時ちょっと過ぎに着いたらすでに行列でした。
しかも韓国からの観光客がいたりして、おいしい情報に国境は無し…、って感じにビックリ。ちなみに中国の人たちは買い物に夢中で食事に頓着しない。韓国の人たちはその点、買い物よりもおいしいモノやたのしいコトにその関心が向かってる。旅のスタイルが成熟し始めてるってコトでしょうか。オモシロイ。

明るい二階のフロアーが、あっという間にいっぱいになる。
韓国からの人たちはスマフォを取り出し、これを食べたいと…、おそらくインスタグラムじゃないかなぁ。写真を指差し注文をする。オムライスと牡蠣フライにメンチカツ。
なるほど、確かにそれらが名物。人気の料理でございましょ。
ボクは少々、へそ曲がりにてまずはポタージュ。カップでもらってお腹をホッとあっためる。
小さなカップに一杯分。バターの深い香りがおいしいクルトン浮かべて、ぽってりしてる。味わいドッシリ。トウモロコシのひねた香りが鼻から抜けて、うっとりさせる。
テーブルサイドの塩に胡椒にウスターソース。カトラリーがピカピカきれいに光ってて、気持ちがフワリと浮く感じ。そういえば、千切りキャベツを揚げ物のサイドに添えて、そこにウスターソースをかけて食べるというスタイルを、日本で最初に定着させたお店がこの店。歴史なり。

renga saladerenga ebiそれから海老のサラダがきます。
ここのサラダは食べずにすますのがもったいないほどのオゴチソウ。
パリパリシャキシャキ、前歯で水が爆発するような新鮮レタス。青い香りがすがすがしいキュウリに、甘いスライスオニオン。クッタリ茹でた白アスパラガス、セロリと野菜の種類が豊富。
なにより海老が見事でござる。
クルンと腰を曲げて茹だったほど良きサイズの海老7尾。キリッと冷やされ、噛むとムチュンとたくましい。香りまでもが甘くて口に広がる旨味にうっとりします。
タルタルソースもぽってりなめらか。
メインディッシュとしても十分役目を果たす贅沢さ。
下ごしらえがいかにキチンと出来ているかが、ただの野菜の盛り合わせと、サラダの違い。例えばここのセロリは見事に筋をみんな取り除かれてて、シャキシャキするも決して前歯に繊維が当たらずやさしい食感。ポテトサラダもなめらかで、一番下にほんのちょっとだけ千切りキャベツが敷かれてて、ドレッシングやレモン汁をすべて飲み込みクッタリしてる。それがこれまたおいしくて、食欲さそう良き前菜。

renga ham riceそうこうするうち、ハムライス。
ご飯少な目でお願いしますと、お願いしたままやってくる。
まこと「ハムのライス」であります。
あるいは「ハムとライス」というべき?
ハムを具材にしたピラフの上にハムのグリルが乗っかっている。
「ハムのなになに」を名乗る料理の様々の中、これほど「ハムな」料理はあんまりないんじゃないかと感心するような凛々しいビジュアル。
しかも四角いハムです。脂と肉のバランスもよく、表面汗かきツヤツヤしてる。
ハムをどけるとお米もツヤツヤ。上に乗っかるハムのミニチュアみたいなハムに、同じ形に切り分けられたスベスベオニオン。マッシュルームがゴロゴロ混ざる。
ご飯少な目は、あくまでご飯が少な目で、だから具材がどっさり、うれしいくらいバランス崩したオゴチソウ。

ハムの風味にバターの香り。飴色をした玉ねぎが甘くて、そこにクニュっと缶詰マッシュルームが食感添える。ご飯の芯まで熱が入って、厨房の中でついさっきまで、ジリジリ焼けてた音が聞こえてきそうなおいしさ。
こんな料理になれたお米も、さぞかしうれしかろうもん…、って思って味わう。ありがたし。

renga hamハムも上等。そのハムとホワイトアスパラガスを一緒に食べるとベルギー料理のような味わい。ウットリします。

ランチタイムです。半分くらいの人がオムライス。それ以外は揚げ物の系をご飯のおかずにお腹を満たすと言う感じ。
さすがにこんなへんてこりんな注文を昼からする人はいないだろう…、と思っていたら、ボクの向かい側の手首がジャラジャラ重たいおじさん。
まずカニサラダ。ビールをたのんで銀座系の華やか女子と二人でグビリ。牡蠣フライにハムライス、カツサンドをたのんで分けてた。銀座の正しいお昼だなぁ…って、思ったりした。うらやまし。

ボクの隣に座ったパリッとスーツを着こなすおじさん。2人揃ってオムライス。あっという間に食べあげて30分ほどで次のお客様と入れ替わる。時計を見ればまだ正午前。ボクもパクパキラ食べ終えて、表に出たら行列一掃。こっちに向かって、笑顔で猛進してくるおじさんの一群がいて、なるほどこれも銀座のお昼。その昼支える「11:15マジック」だなぁと…って、感心。移動です。

 

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