焼きそば焼く朝、肉を焼く夜

asayakisobaひさしぶりに焼きそばを焼く朝としました。
四番町に住んでたときにはかなりの頻度で焼きそば焼いてた。
今サンドイッチを定期的に作っているように、気づけば焼きそば焼いていたようなそんな感覚。だから作りはじめると体が動く。

まずは豚の三枚肉をよく焼き脂を中華鍋に搾り出す。
そこに深蒸し麺をほぐして入れて、表面パリッとするまで炒める。軽く白出汁で風味をつけます。
一旦取り出し、もやしと細切りなるとを入れて塩コショウ。
焦げ目がついたらピーマンと一緒に麺と豚肉戻す。麺についてた粉ソースを半分くらい。オイスターソースで味を整え、ワサっと大きく一つまみしたかつお節を入れて最後に黒酢をちょっと。香りと酸味をアクセントにして、ハフハフ食べる。
焦げた麺がパリパリ軽快。野菜タップリ。麺があるからこれだけの野菜がワシワシ食べられる。黒酢の風味もキリッとしてて、よく出来ました。オゴチソウ。

ちなみに昨日は2月29日。4年に一度の29日。これって希少な「肉の日」じゃん…、と、一週間も前から今日は焼肉だねって言っていたのネ。

sanseisansei namaそれで近所の焼肉屋さんを予約していた。
それを忘れていたワケじゃないけど、仕事にかこつけヘビーなおやつを食べた今日。
それでも来ました。「焼肉山星」。
お店に入ると、同じ気持ちの人も多かったのかお店の中は見事に満席。カウンターの席をもらって肉の日、祝う。

キムチにカクテキ。サラダをもらう。ごまサラダっていうのをはじめてたのんでみたら、葉っぱはすべてサンチュでそれに塩ダレに胡麻。もさもさとした葉っぱの食感がたのしくて、もさもさ食べる。
「ハツ」の刺身があるというので、それをもらって元気をつける。レバーと違ってコリコリとした食感で、鉄の匂いもほとんどない。噛んでるうちにネットリしてきて甘みと軽い渋みがでてくる。旨い。

sansei siotareさて、焼きます。
まずは塩モノ。厚切りのタンをこんがり焼きます。
タンは分厚く切って焼きたい。脂がじんわり滲んででてきて、そこが揚がるように焼けていく。
ヒックリ返すとフツフツ、脂が沸騰してて、甘い香りがやってくる。
塩ダレをしっかりまとって、そのまま口に放り込むとタン独特の香りが鼻からホワンと抜ける。
サクッと歯切れる噛みごたえ。噛めば噛むほどとろける食感。どれもゴチソウ。

それから上ミノ。これも塩。
ミノって不思議な食材で、動物の中の器官であるにもかかわらず焼くと貝のように感じる。食感。味わい、香りまでもが海の生き物のような感じがオモシロイ。
特に今日のミノはふっくらしていて歯切れがいい。まるで平貝を網の上におき炙って食べてるみたいな感じがするのがステキ。今年は平貝が随分不漁で、産地の漁場でもなかなか手に入らないんだ…、って先日聞いた。食べたいなぁ…。

カルビにロースをタレ焼きにして。タンやミノは塩で焼きたい。けれど肉はやっぱりタレだなぁ…。網の上でこんがりタレが焦げて焼けるとやっぱり旨い。カリッと焦げた縁の部分。まだレアの芯のしっとりつやっぽいとこ。すべてがタレが焦げて風味をつけてくれるから。焼肉ってこれだよなぁ…、ってじんわり実感。

sansei hatinosusansei hormonそれからはちのす。牛さんの二番目の胃。
本当によくハチノスって名付けたよなぁ…、って感心するほどたしかにハチノス。六角形に仕切られた中に繊毛のようなものが生えてて、これを掃除してキレイにするのって大変だろうなぁ…って思う計上してる。
大抵は煮る。
トマトソースにニンニクをたっぷりくわえてクツクツ煮込むと、おいしい煮込みが出来上がる。豆を入れるのもおいしかったりして、けれどココではそれを焼く。
どのくらい焼けばいいのか、食べごろを見極めるのが難しくって、これはおそらく内臓モノ全般に言えること。
完璧な状態の肉をうる焼肉店はたくさんあるけど、完璧な焼き加減で食べさせてくれる焼肉屋さんがあればいいのに…、って思ったりする。
クニュクニュ、噛んでるうちにネットリ、とろみを帯びた肉感的なる食感になる。

sansei udonそして小腸。いわゆるココで、ホルモンと呼ばれる部分。
これもおいしく焼くにはどうすればいいのか、試行錯誤が必要なとこ。網の上に散らばらせず、まずはこんもり、片寄合わすように集めて焼いていく。
おいしいところが蒸発せぬよう。
脂を必要以上に落とさせぬよう。
湯気がでてきて、しばらくすると脂がにじむ。ポタポタおちて、炭とあたって煙がでてくる。そして炎がチロチロ、ホルモンを撫で回しプルンとこんがりやけていく。
口がひんやりするおいしさで、クニュクニュ。今度はいつ飲み込めばいいのか迷って笑っちゃう。

〆に石鍋うどんをたのむ。ユッケジャンスープの中に韓国風のモチモチうどんを入れてたき、ナムルと玉子。煮込んだ牛すじ肉をくわえて出来上がり。
甘くて旨くて、しかも辛くてぽってりしてて、そのまま食べてもおいしいのだけどここに焼いたホルモンいれる。脂の甘味がスープをおいしくしてくれる。お腹が汗をかきました。

 

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