焼いたり炊いたり肉の勉強
昼に焼肉。「ドラゴンミート」ってお店でたのしむ。
精肉店つき。オーダーバイキングがブームの中にあって、食べ放題をしない昔ながらの焼肉店。
ランチはご飯と漬物だけがおかわり自由。
肉とご飯で腹一杯になってって…、っていうわかりやすいコンセプト。
ご飯をもりもり食べたい人にはサラダバーより漬物バーはありがたく、全部で10種類ほどの漬物が揃ってる。
らっきょうが大きくってネ。カリカリとした歯触りもいい。奈良漬、牛蒡の醤油漬け、ゆず大根と、これでビールが飲めるような…、なんて思ってニッコリします。テーブルにつくと冷やしたおしぼりに扇子が届く。冷房が効いていてもロースターを使い始めると温度はあがる。扇子をパタパタしながら肉を焼くのも乙でいい。
「山盛りカルビ」980円。名前の通り山盛りの肉。ニンジン、ピーマン、玉ねぎも一緒にどさっと盛り付けられてる。几帳面に並べられた肉もきれいでいいけれど、こういう盛り付けの肉はなんの気兼ねもなく焼いて喰らえばいいんだと思えてうれしい。
サラダにご飯、卵スープでひとそろえ。ふわふわに固まった卵が浮かんだスープがおいしく、フーフーしながら飲んで肉が焼けるのを待つ。
とんちゃん、てっちゃんを焼いて食べる人。ハラミ、ホルモンを焼く人、いろんな肉がちょっとづつ盛り込まれた、松花堂仕立てのランチを焼いて食べる人。網の上がたちまちにぎわう。みんなで焼いてつついて食べる焼肉はいい。
この地方独特の辛めの味噌ダレを纏った肉はツヤツヤなんとも色っぽい。焼けるとこんがり焦げて仕上がり、ご飯のお供にこれがぴったり。食べ放題でなくても十分お腹が満ちていくのもうれしい。
ソフトクリームのデザートもついていました。さっぱりとした甘味でシャリっと口どけもよい。オキニイリです、オゴチソウ。
「さと」で夕食。
和食さとといえば関西をベースにした和食のファミリーレストラン。その世界では日本最大と言われるチェーン店です。一時期、ファストフード系の和食店に押されて影が薄くなっていたけれど、「さとしゃぶ」って食べ放題で息を吹き返した感がある。
来てみたかった。けれどボクの生活圏に店がなくって、念願かなってやってくる。
「さと式焼肉」っていうのが今の推し。
ジンギスカン鍋のような形の鍋を使って、縁の凹部にかつおの出汁のスープを張る。そこでしゃぶしゃぶ。真ん中のこんもりしたところで焼肉をする。焼いた肉の肉汁や脂がスープに溶け込んで風味やコクがついてくるというのが売り物。
「焼きしゃぶ鍋」とかって名前でやってるお店も最近、増えてきた。
しゃぶしゃぶにしますか?焼肉にしますか?って食べ放題のお店で聞かれると悩むものネ。その両方が一度に食べられるのはありがたい。
とは言え肉はしょうがないかなぁ…、って感じのクオリティ。
焼肉、しゃぶしゃぶ以外にも食べ放題の料理がたくさんあるのに救われる。
そもそも和風ファミリーレストランだから天ぷらにしても寿司にしてもメニューにあるから、それも自由にたのませている…、と思えば特別のことではないに違いなく、でもありがたい。
量をたくさん食べられる食べ放題より、いろんな種類の料理を食べることができる食べ放題の方がうれしいものネ。
エビの天ぷら、うずらのフライ、鶏の唐揚げ、エビマヨ炙り寿司とあれやこれやとたのんで食べる。小籠包もメニューにあってしゃぶしゃぶのスープで炊いて食べるんだという。食べてるうちにカツオだしのスープが割り下みたいな味になってく。すき焼き味の小籠包っていうのも乙なものであります。お勉強。