漁まに夜の天下味、おいろけなくてごめんなさい

夏に向かって一直線の高知で仕事。まず「漁ま」。開業してもう一年。新しい店ができたんだという「熱狂」はすでに終わったはずで、にも関わらずずっと売上を伸ばし続けているのがスゴい。
早い時間にやってくると小さな子供を連れたパパママが、ひとつ料理をつついてたのしむとてもにこやかな景色がそこここ。これが本当のファミリーレストランなんだろうなぁ…、って思って気持ちが明るくなってく。
お店の人に、ボクのブログを見た人がワザワザお越しになったんですよ…、って。会いたかったなぁ…、って思った。本当にありがたい。

 

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先を急ぐ夜のコト。
試食は今日はスキップをして、次の店へと向かう前。
表にでると、よさこいの練習がはじまっていた。

先月来たときも、同じ場所で同じ顔ぶれで練習してた。
そのときは振り付けがまだまだはじまったばかりだったけど、今日はフォーメーションをとって本格的な踊りになってた。
男踊りと女踊りが入り乱れてのワクワクするような踊りでしばらく見入ってしまう。

ひとつのコトに一生懸命になる機会。
いつもは別のところで生きて、仕事をしている見知らぬ同士がこうして仲間になっていく。

いいことだなぁ…、ってしみじみ思う。若い人たちが練習をするかたわらで、世話役のじぃちゃんたちが叱咤したりやさしく声をかけたりと、コミュニティーができているのもステキと思う。オモシロイ。

それから移動。移動の先は焼肉の店「天下味」。
古いレンガ造りの店の外壁に真っ赤なネオン。
「おいろけなくてすいません」というキャッチフレーズ。
同じ言葉が入り口にかかった暖簾にも書かれて、お客様を招き入れるという趣向。
飲食店は料理を売る店。
サービスや企画ばかりがよくできていて、味そのものがピンと来ないでは飲食店としては本末転倒というコトなんでしょう。特に焼肉は、肉を焼くという行為自体に色気があって、過剰な色気はそのおいしさを台無しにする。だからおいろけなくてごめんなさい。正直なのがいい感じ。

地元の若い人たちの勉強会に乱入の今日。
しかも乱入のタイミングが間もなく懇親会がはじまる直前という、申し訳ないような状況。
名刺交換をテキパキとして、アイスビールで乾杯をする。
喉を洗う冷たい泡。
きめ細やかでビリッと苦味が喉に張り付き、プチプチはじける感覚涼しい。
前菜3種。半熟に茹でた玉子に韓国風の辛ダレかけた、プルプルピリピリ、これまた喉においしい料理。アボカドとイカのフェ風にみょうがのナムル。どれも食欲誘う一品。
肉を焼きます。一人前ずつ肉が盛り付けられていて喧嘩にならぬ配慮が酔っ払いにはしみじみウレシイ。自分のペースで焼けるもの。脂のとける肉であったり、赤みがおいしくざっくり歯切れるたくましい肉。ホルモン、ミノと味わい多彩。

脂をほどよく落として仕込んだホルモンを、ムンチサラダの上にのっけて一緒に食べる。クニュクニュとシャキシャキが交互に奥歯に当たる感じが肉感的にて悶絶します。
一品料理もあれやこれやと。スープをたっぷり含ませ仕上げたケランチム。スプーンですくって取り分けると、その断面に刻んだイカが顔を覗かす。イカの旨味。イカのムッチリした食べ心地。どれもが玉子をおいしくさせて口の中がみずみずしくなる。海の旨みがタレに溶け込むトッポギでお腹がほどよく満たされて、二次会のために街に出ました。夜更かしです。

 

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コメント

  1. 荒やん

    サカキさん、初めまして。

    6月最初の金曜日でしたでしょうか。
    高知県立美術館で河鍋暁斎の展覧会を満喫し、
    念願であった、漁まにお邪魔してまいりました。

    魅力的なメニューばかりで、悩む楽しみを味わいながら、
    あれやこれやを楽しんでまいりました。

    ふとお店を見回すと、腕っぷしのたくましいお父さんがにこにこと奥さんに料理やご飯を取り分けていたり、ご両親と成人されている娘さんの家族連れ、若いカップル、お元気なおばさま方や、小さな子供を何人も含んだ友達家族の集まり、様々な年齢層の方々がいらっしゃいました。

    過日のブログに書かれていた通り、誰もスマホをつついておらず、それぞれの会話に花を咲かせて、笑顔で食事を楽しんでいる、とても心地よく、素敵な雰囲気に満ちた空間でした。

    お店の方、お客さん、その日その時、同じ空間を共有する見知らぬもの同士、お互いが、ちょっとずつの気遣いであったり、お互いに居心地よく過ごせるための何かを持ち寄って
    、形作られるのが飲食店じゃないかと思います。

    帰りたくないな・・胃がもうひとつあればいいのにな・・
    明日もお邪魔したいな・・毎日来たいな・・

    あれやこれやを考えながら、後ろ髪をひかれつつ、
    また来ようと思いながら尾道への帰路につきました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      荒やんさん
      お腹を満たすだけの場所でなく、サービスだけが独り歩きするのでもなく。食べる人も、料理を作る人も、サービスする人もみんなが同じ空間にいて、たのしく、ココチヨイと感じることができる場所。
      それが理想的な飲食店の姿だとすれば、「漁ま」は理想の飲食店のひとつだとボクは思います。
      そういうお店が、都会ではなく地方都市のあの場所にあって、今日もいきいきと息づいているというシアワセ。
      高知にいくと帰りたくなくなっちゃうんですよね。
      そういう街が、ちょっと気合を入れればいける場所にあってくれることに感謝しながら昨日は帰路につきました。
      はじめまして。
      尾道といえば昔、お客様が何軒かいらっしゃって何度か伺ったコトがある街。
      フランス料理のレスポワールさんやナタリーさん。
      ラーメンの一龍さんであったり、とんかつのポルシェさんであったり。
      10年ほど前までは一緒にいろんなコトを勉強された皆さんで、今でも一生懸命がばってらっしゃると聞いております。なんだかなつかしくなりました。

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