渋谷の天下寿司。できたばかりの道玄坂通

今日はお寿司日和と思ってそれで渋谷にきました。
天下寿司。
実は先日、ひさしぶりにいったスシローで思う存分、欲求不満を思てしまったのネ。甘ったるいシャリに申し訳程度に貼り付けられた小さなネタ。これを果たして寿司と呼んでいいんだろうか…、って思いながらいくら食べても満ちる感じがしなかった。
それで「当たり前の寿司が流れてやってくる」正真正銘の回転寿司に来たくなったこともある。
ホッとします。だって寿司が流れてくるもの。これが回転寿司というものだよなぁ…、ってしみじみ思う。
お店はほぼ満席というにぎやかさ。５０席ほどの席に対して職人さんが３人ベルトの中で寿司をにぎり、巻物や下ごしらえを専門にする厨房に２人がずっと手を動かしている。シャリロボットがあるでなく、シャリを手にしてネタをのせ握って作る寿司はおいしい。当たり前。
お客さまの３分の1はインバウンドさんかなぁ…、とにかくにぎやか。いつものようにイカとエビをたのんでお腹の準備をします。

それにしても、今日はネタが豊富です。
前回来たときは台風直前で海が荒れていたのでしょう…、欠品相次ぐ状態だった。
青魚がほとんどなくって、そういえばなじみにしていたすし屋の大将が寿司は海を握っているようなものだから海の状態に泣かされることがあるんだよ…、って言っていたのを思い出す。

イワシがとびきりおいしかった。口の温度でとろんととろけておいしい脂で口が潤う。しかも脂はサラッと引いて旨みが舌に残って消える。
活のホッキも分厚く見事。ザクっと歯切れてねっとり海の旨みを吐き出しシャリと混じってとろけてく。
シャリは人肌。すっきりとした酸味にほどよき甘さ。炊き加減は硬めでパラっと散らかる感じがボクの好みで、やっぱり寿司はシャリがあっての料理なんだ…、ってしみじみ思う。

漬けのマグロはひんやりとしてピトッと舌に張りつく感じがなんともおいしい。
タラバガニ風のカニカマのマヨネーズ和えの軍艦巻きがおいしげで、食べれば寿司用のカニはもうこれでいいのかも…、って思ってしまうほどにおいしくなにより手軽。自由な寿司はたのしいゴチソウ。
ひさしぶりに穴子を食べた。タナカくんが好きだったネタ。とろける食感、穴子独特の香りに旨み。ツメは甘くてぽってりとろけて酸っぱいシャリと混じり合う。たしかにおいしくウットリします。
わさびをたっぷりくわえて巻いた干瓢わさびを〆にして、お腹も気持ちも満ちました。

 

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かつて渋谷のドンキホーテがあった場所にホテルができた。
「Hotel Indigo」。デザイン系のカジュアルだけど上等なホテル。
下層階が商業施設になっていてドンキホーテの新業態「ドミセ」をメインに飲食店が集まっている。
ニュースでも報道されていたからさぞや混雑してるだろうと思ってきたら「ここ、渋谷だよな？」って思っちゃうほど人が少なくびっくらこいた。
気合いを入れて開発したものの売れなかった商品を集めた「ドすべり」コーナーがあるのが売りで「ドすべり」「やってしまった」って大きな張り紙があるんだけれど、それってこの施設のこと？って思って笑う。
イタリアンジェラートのジオレッティやメキシコ料理のフリホーレス。好きなブランドが入ってるんだけど、どの店も小規模店で屋台が並んだみたいな感じ。最近、オシャレ再開発ビルの常連ブランドになったシティベーカリーもぼんやり客待ちの状態。渋谷のみならず東京は再開発ビルラッシュ。どこにももれなく商業施設が作られて新しい施設を追いかけるのにみんな疲れているんだろうなぁ…、って思ったりする。しょうがない。

猿田彦珈琲でコーヒー飲みます。スキップフロアの凝った造りで畳フロアがあったりもして居心地はよい。お店の人の雰囲気も明るく親切。笑顔が似合う人たちが働いてるのがいい感じ。
アイスコーヒーを飲みたいんだけど…、っていうとハンドドリップで落としたコーヒーでお作りすることもできますがっていう。酸味がおだやかでやさしい風合いの豆があれば…、というと渋谷ブレンドがおすすめですって答え。作ってもらった。
１５分ほどかなぁ…、のんびりまった。
出来上がったコーヒーのなめらかにして深い苦味と軽い酸味。香り華やかで口の中にずっと明るい酸味が残るさわやかさ。悪くないなぁ…、って思ってしばらくのんびりしました。近々、シアトル出身のハンバーガーを食べに来ようと思います。

 

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