汗かく立ちそば、小山駅

oyama kenbaikioyama home仕事を終えて移動の途中の乗り換えの駅。
小山で前から食べてみたかった立ちそば試す。
在来線の上りホームの真ん中に、小さな箱のような店。コの字にカウンターが設えられてて、中に厨房。
おばさん一人がやっと立っていられるほどに小さく傍らに券売機。

おいしい出汁の匂いがフワッと漂ってるんです。
何にしようか迷っていたら、季節のそばというボタンを発見。
夏は「激辛そば」があるんだという。ボタンのラベルが真っ赤というのが、激辛イメージをかきたてて気持ちが動く。
今を逃せば多分来月来る頃には、なくなっているに違いなくそれでボタンをポチリとやった。
トッピングにはコロッケ買って、それからネギだく。白ネギを刻んだものをタップリ追加でのっけてもらう。

あっという間に出来上がり、手渡しながら「すすると大変なことになりますから、すすらないでくださいね」…、と念を押されて緊張します。

oyamaoyama soba基本は関東風の黒い醤油出汁です。
その表面に真っ赤なラー油がかなりの厚さで漂っている。
しかもラー油は熱々で、湯気がもうもう湧いてでている。
熱が油で閉じ込められて、丼自体がおそろしいほど熱くなってる。

辛い方の「Hot」と熱い方の「Hot」がこの丼の中に共存している。
そう思ったらいきなり汗が噴き出してきた。
さぁ、食べようと思っていたら、隣の人が天ぷらそばを注文する。
その天ぷらのおいしそうなことに思わず、天ぷらも追加して…、ってお願いしちゃう。
はいよ…、とヒョイッと天ぷらがトングにつかまれやってきて丼の中に突き刺さる。

途端に大きな円盤状のかき揚げが真っ赤に染まっていくのです。
出汁の上に漂っていたラー油をかき揚げが吸い上げていく。毛細血管の見事な実験をみているようで、ドキドキします。

かき揚げにラー油を吸い取られた丼の中はちょっとおだやか、赤みが減って黒い出汁の色があらわになっていく。
麺は太め。黒くてネットリした感じ。それをもぐもぐ、口に箸で運び込み食べるとそれでもやっぱり辛い。舌をさすような辛さではなく、口の温度を上げながら体全体に染みこんでいくような辛さに体中の汗腺カパッとあいて汗。

oyama koroyama tenoyama kanhoku

コロッケをほぐして食べると、なんとじゃがいもの甘いこと。揚がったパン粉も辛味をやわらげ、出汁の旨みをひきたてる。
天ぷら衣はラー油を吸い込みもう真っ赤。しかも食べるとラー油の香りのせいでしょう…、焦げたような香りがしてきて香ばしく、辛いくせしてやめられない。
ありがたいことに水を飲まなきゃいけないような辛さでもなく、辛さの後には必ず出汁の旨みが舌を喜ばす。
オモシロイなぁ…、蕎麦を食べてる。当然蕎麦の味がする。しかも出汁の旨みも感じてこれは蕎麦に違いなく、けれどどこか見知らぬアジアの国の料理を食べてるようなそんな感じもするステキ。
食べ進めると、耳の穴がどんどん痒くなってくる。しかも汗がとまらなく、なのに箸もとまらない。気づけば完食。そろそろ電車がくる時間。

 

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この出張中、気づけば観てた動画がコレ。

KENZOが新しく展開するフレグランスのキャンペーンフィルムというのだけれど、癖になる。
この人、ここまで吹っ切ってこれから先のキャリアは大丈夫なんだろうか…、って心配してしまうレベルの演技をしているのがロンドンの王立演劇学校を卒業した立派な女優さん、マーガレット・ウォーリー。監督はスパイク・ジョーンズ。
何を意味しているのか最初は考えちょっと戸惑う。けれどノリのよい音楽に目が離せない演技にどうにもハマってしまってオキニイリ。少なくとも、実際にフレグランスが販売されたら、匂いを嗅いでみようと思わせるインパクトがある。

これにくらべりゃ、キレイなおねぇさまが宙吊りになったり、突然飛行機にのっちゃったり、エッフェル塔の上に忽然と現れたりするDior系のCMフィルムなんて陳腐で滑稽。
お嬢様御用達のMiss Diorの新CMのナタリー・ポートマンが、ヘリコプターに乗った途端に娼婦のごとき表情になり、男がキスを求めるがままに恍惚の表情を浮かべる、コレがこの香水の効果としたら、なんだか笑える。オモシロイ。

コメント

  1. RHEIA

    KENZOは昔から好きなフレグランスメーカーですが、そういえばPVって見たことがなかったです。
    KENZOって水とか、自然のモチーフを香りにするのが上手なのですが、今回のこのPV…パンチ効いた香りなのかしら…

    それにしても、ドレスの下がサロペット(ショートパンツのつなぎみたいなやつ)になってて、あんだけ激しいアクションしても、大事なところは一切見せない工夫になってたのが、さすがお洋服も作ってるブランド…という気がしました。
    私はアパレルの方はあまり興味がないのですが、KENZOのお洋服のはっちゃけぶりから考えると、フレグランスの方は小綺麗にまとまりすぎていた…のかも知れません。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      RHEIAさん
      ボクも一時期、KENZOの水ってオーデコロンを使っていたコトがありました。
      爽やかな香りと、竹をモチーフにしたボトルが独特で、オモシロイなぁと感じていましたが、このPVTにはビックリ。
      でも、他にない何か新しいモノを伝えるには、これくらいインパクトがあってもいいのでしょうね。早く臭いを嗅いでみたい!

  2. ニャンテイ

    そうなんですよね~小山のホームにあるお蕎麦屋さんて、とってもそそられる良い香りがするんですよね~
    どうしてなんでしょうね?
    サカキさんの激辛のおそば食べてみたくなりました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      ニャンティさん
      化学的にズルいコトをしていないお出汁なんだと思います。嗅いでいて気持ち悪くなったりしませんもんね。
      それに営業時間が短めで、出汁が劣化しないうちにクローズしてしまうからかもなぁ…、なんて思います。
      こんなに辛いのにこんなにおいしくて…、と、とにかく感心しました。

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