気軽なゴチソウ、苦い青汁

おいしい洋食を食べに行こうと銀座に向かう。目当ては煉瓦亭で、ハムライスにしようか、グラタンにしようか。どちらにしてもコンソメスープは飲まなくちゃ…、とワクワクしながら駅から歩くも、途中でタナカくんのことを思った。
彼は煉瓦亭より二軒隣りのスイスのほうが好きだった。
煉瓦亭はいかにも銀座という感じがして肩がこる。スイスは気軽でなにより煉瓦亭より手頃な値段。
それにネ…、スイスのスープが好きなんだって言ってたなぁって。
それで今日はスイスで昼食。アサリのうま味が溶け込んだポッテリとしたポタージュは、たしかにおいしくお腹がやさしく温まる。
洋食屋さんなのにシューマイがメニューにあるのが変わってるネ…、って試しに食べてみたらおいしくってたちまちのオキニイリ。
普通に見えて割ってみると豚のひき肉に赤いポツポツのなにかが混じっているのです。それがベーコン。洋食屋さんならではのおいしい工夫。

ベーコンならではの脂のうま味と燻された風味。
あんだけ食べると粗挽きソーセージみたいな風合い。
ところがくるんだ蒸された小麦の生地がトゥルンととろける。
そのスベスベに、あらためてこれはシュウマイなんだと気づく…、そんな不思議なおいしさでビールのお供にぴったりだった。

目当てはいつもオムライス。
ちょっと時間がかかる料理で、比較的早くやってくるシューマイをちょっとづつ食べのんびりと待つ。
昼から時間を無駄遣いしているんだ…、って思うと本当に贅沢だよね…、ってニコニコしながら食べていた。
チキンライスに薄焼き卵をのっけて軽くくるんで仕上げる。昔ながらのクラシックなさまがまた好きで、しかも上にヒレカツ一枚トッピング。

料理をサイドでなくて、上にのっけるというのがなんだかめでたくてオゴチソウって感じがするって喜んでいた。
ソースはケチャップじゃなくてデミグラスソースというのがレストラン的。ヒレカツは食べやすいよう切り分けられててしかも肉はやわらかでナイフいらずでスプーンで切れる。
チキンライスの中に玉ねぎ、マッシュルームに鶏肉がたっぷり使われ塩とブイヨンで下味がしっかりついてる。だからケチャップはほんの風味づけ程度というのがなんだかプロの仕事だなぁ…、ってしみじみ思う。香ばしくどっしりとしたデミグラスソースも上等。
おいしいね…、って言いながらそれでも苦手のマッシュルームをみんなどかして、それを食べるのがボクの役割。
おいしかったネ…、なつかしい。

 

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茶色いゴチソウでお腹いっぱいになったら青汁。
体の中のバランスをしっかりとらなきゃと、遠藤青汁サービススタンドにやってくる。
会員制の秘密倶楽部のような造りのお店です。
中に入ると一体どんなことが起こるんだろう…、とちょっとビクビクしそうな雰囲気。
でもそこで売られているのは青汁だけ。
サイズが2種類。250円と500円。
先客3名。みんな腰に手を置き風呂上がりの牛乳よろしくグビグビ飲んでプハーッと大きく息を付きお店を出ていく。こころなしかみんなの背筋がシャンっと伸びてる気がするところがオモシロイ。原料のケールは冬は甘くて夏は苦い。今日の青汁も震えが来るほど苦くてそれが、夏の元気になる感じ。背筋を伸ばして店を出る。

 

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