歌舞伎町の北京にて、チャジャンミョンにタンスユク

新宿歌舞伎町は「大人の男の夜の街」から、「世界から東京に集まる人たちの街」に華麗に変身しつつある。
コマ劇場の跡にできたゴジラのビルはもう名所。
もう一軒の大型映画館の跡地やカプセルホテルのビルがまとめて更地になってそのうち超高層ビルになる。バスターミナルにホテルに劇場。
計画では225m越えのビルになるっていうから日本で10指に入るビルになる。
かつて東京都庁に君臨した石原某が、都庁の足元にいかがわしい街があるのはけしからんと規制を強くしたけれど歌舞伎町の浄化はまるですすまなかった。「北風と太陽」の寓話は都市開発にも当てはまること…、なんでしょうネ。ビル好きさんにとって、開発待ちの更地の景色と開発計画を見比べながら、どんなビルが建つんだろうなぁ…、と思う今、この瞬間は二度と経験できぬゴチソウ。ボーッと見ちゃった。

建築用地の裏側は、かつては一日日陰の路地。
それがすっかり日当たりよくなり、並ぶ店々も着恥ずかしげ。
牛たんねぎしの本店の、隣の「北京」が今日のお目当て。
中国料理の店ではある。
けれど普通の中国料理の店ではなくて「韓国風の中国料理」のお店というのが、大久保を間近に感じるこの場所ならでは。
入り口脇に麺打ち場。
小麦粉をこねた麺体をベチンベチンと台に叩きつけ、引き伸ばしては折りたたみ、また叩きつけをくりかえし麺に仕立てる。
中国北部の伝統料理の作り方。

ボクが座ったカウンターの前に大きな中華レンジ。中華鍋が炎に包まれおいしい煙の匂いと一緒に料理が次々、出来上がっていく。
一般的な中国料理のメニューもある。けれど人気の料理は「海鮮ちゃんぽん」「チャジャンミョン」「韓国式の酢豚」それから「キムチチャーハン」とどれもが韓国で人気の軽食。
韓国のフードコートには必ず専門店があるほどで、それらをハーフサイズで組み合わせたコンビネーションメニューがランチのメイン商品。

チャジャンミョンと韓国式酢豚、タンスユクの組み合わせ。
真ん中に仕切りのあるプラスチックの器にはいってやってくる。
日本の酢豚は赤いか茶色い。
韓国の酢豚のあんは透明で、とろみ少なくサラサラしてる。
油が多めで器の下にたっぷり沈んでたまるんだけど、まだフツフツと沸騰していて細かな泡がグツグツ湧きたち消えていく。

厚い衣をまとわせガリッと揚げる。ザクザク歯切れて砕ける感じが独特で、他の具材はきゅうりに玉ねぎ、ニンジン、缶詰パイナップル。あんはかなり甘くて酸っぱい。熱の入ったきゅうりがシャキッと、歯切れながらもみずみずしくて、ザクザク壊れる揚げた豚肉と相性よくってびっくりします。

チャジャンミョンは不思議な味。甘くて、ほんのり辛くて香ばしくってちょっと苦い。何味か?って聞かれると甘い味噌味って答えるしかなく、でも旨味のほとんどは脂の旨味。
他に例えるものがあるとするなら名古屋のあんかけスパゲティー。甘くてほんのり辛くて酸っぱくとらえどころの無い味なのに、食べ続けるとときおり無性に食べたくなっちゃう習慣性のある味。
よく混ぜ一味唐辛子をタップリふりかけお酢で酸味を整え自分の味にする。ムチムチしていて歯ごたえのある麺にたっぷりからんだソース。シャキシャキスベスベ、熱の入った玉ねぎがよきアクセント。揚げ物、そして油モノ。体に悪いに違いないものってなんでこんなにおいしんだろう…、弱りモノ。

 

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