権兵衛のおむすび、ブルーボトルのコーヒーで朝

おむすび権兵衛でひさしぶりの朝食。移動の途中の四谷の駅の上の店。
テイクアウトが中心のおむすび専門店として積極的に店を増やしているんチェーン店。この四谷の駅上の店は「ファーマーズキッチン」というサブタイトルを冠されていて大きい。
大きいだけじゃなくて居心地のいいイートインスペースが併設されていて、落ち着いて食事ができるところもステキ。
朝にお腹の調子がちょっと重たくて、おむすび一個。ご機嫌斜めのお腹の虫にはここのおむすび一個の量がほどよい感じ。
ただお皿の形がかわりました。以前は木の葉の形の細長い皿。おむすびを少量のせるのにいい形にサイズ。一個だけでもそのおむすびがさみしそうに見えないところがよかったのに、丸くて白い皿ではさみしい。もったいない。

お供に豚汁と鶏のから揚げをもらいます。
ココの鶏のから揚げはもち粉を使って揚げた唐揚げ。
出来た直後はバリバリしていて、覚めるともっちり食感が良い。
麹系のタレにつけているのかなぁ…、肉の味わい、食感もよく油臭くもないのがうれしい。
ただ中で食べますから…、といってもプラスティックの容器でくる。
もったいないなぁ…、おむすびのお皿のかたわらに添えればそれですむのになぁ。
いろんな事情があるのでしょう。清潔のコト。管理しやすいこと。サイズの違う商品を厨房の中で組み合わせることでほぼほぼ同じ分量にしなくちゃいけないようなコト。
もったいない上、ピカピカ光る人工素材はファーマーズキッチンという名前にそぐわぬような気がして、取り出しお皿の上に盛る。
ちょっと気持ちが落ち着きました。

いつもたのんでいるじゃこ玄米が仕込み中で今朝はなし。代わりにカリカリ梅とひじきをまぜた玄米おむすびを選んでたのむ。
横から見ると正三角形、正方形に近い底面…、だから見ようによってはピラミッドのようにみえる形状がちょっと独特。空気をたっぷり含んでできてて、だからふっくら。見た目ほどにはお腹にたまらぬ感じがするのが、朝にうれしい。オキニイリ。

しかもここの玄米系のおむすびは、玄米のホツホツ感と、食べた直後に口の一杯にたちまち崩れてちらかるさまが騒々しくてとてもたのしい。
食品がもっている情報のボリュームが、そのまま心理的なボリューム感につながるようで、だから、食感や味の単調なモノはいくら食べても頭が満腹を感じなかったりすることがある。
その点、この玄米おむすびは情報量がふんだんでお腹の先に頭が満ちる。玄米ご飯がホツホツまずはちらかって、噛むとコツリと奥歯を叩く。一緒にカリカリ梅が潰れて、ひじきのしっとり感がときおり混じって消えていく。なにより胡麻がプチプチ潰れて転がるさまが、口の中に目があって見えているような存在感と騒々しさに首から上がザワザワ騒ぐ。そんな感じにお腹も満ちる。具材たっぷりの豚汁でお腹あっため、満たされる。

 

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野暮用すませて新宿に移動。次の予定までコーヒーを飲む。
ひさしぶりのブルーボトルでござります。
一時期の熱狂はおさまったけれど今ではインバウンドの人たちで朝からにぎわう。日本でビジネスをするということはアジアで商売をするということでもあるとしみじみ思う。
度を過ぎて酸っぱいコトが苦手であまり好きではないけど、たまにくると実験室のようなムードがおもしろく、酸味が控えめのコーヒーください…、ってたのむと案外おいしいコーヒーがやってきた。お供にたのんだピーカンナッツのケーキがすごくおいしくて、ざっくり崩れて塩の結晶がカリッと壊れる。そこでコーヒーを口に含むと甘みが広がり、こりゃ、オキニイリ。
お皿やプラスティックのパッケージはなくトレーすらない。簡素な景色にホッとする。これが未来の世界なんだと思うとなんだかこの店のコトが好きになりそうな気までするのがコマリモノ(笑)。

 

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