椿屋珈琲店新宿茶寮芳醇ブレンドミックスサンド

椿屋珈琲店でちょっとのんびり。
新宿駅の東口から3分ほどの場所にあるビル。その2階。
昔は談話室滝沢があった場所で、そのときに劣らず人気があっていつもにぎわっている。
滝沢も椿屋も喫茶店。けれどお茶を飲むことばかりじゃない他の目的を持って集まる人が多いのが共通している特徴でしょう。
滝沢のときには、雑誌の取材やインタビュー。企画の相談、打ち合わせと創造的でちょっと文化的なムードがあって、原稿用紙に万年筆で執筆中って人もときおり見受けられたりしたものでした。椿屋になった今。何かの営業をする人と、受ける人が真剣勝負を繰り広げているって感じのテーブルがなんだか目立つ。原稿用紙はスマフォやパソコンに変わってなんだかシェアオフィスみたいなムードすらある。時代です。

ミックスサンドのセットをたのんだ。飲み物とサラダがついてやってくる。
シャキシャキのレタスとトレビス、きゅうりにトマト。キチッと冷やされ器までもがしっかり冷たい。上等なサラダなんだけどドレッシングが多くて野菜の味を邪魔する。次にたのむときにはドレッシングなしでというのを忘れないでおきましょう。
セットで選べるブレンドコーヒーが2種類あって、苦いのにしますか、さっぱりしたのにしましょうか…、って聞かれる。苦いのにしてってお願いするとそれは「芳醇ブレンド」だという。芳醇って言葉がなんだかおいしげで、今朝の気持ちが明るくなった。小さなサイフォンでおとしたコーヒー。それをお店の人が持ってきてトレイに乗せたカップに目の前で注いでくれるというのがここの付加価値部分。

カップの上でサイフォンを傾けコーヒーが注がれる。
その瞬間にコーヒーの香りがフワッと漂ってきて鼻をくすぐる。
サイフォンの中のコーヒーが空気に触れてカップに当たり、泡立ちながら目覚める感じ。
喉がなる。
カップもミルクのピッチャーも、サンドイッチが乗ってやってくるお皿もどれもロイヤルコペンハーゲンという。
それも贅沢。ウットリします。
ミックスサンドのミックスは、たまごサラダのサンドイッチとハムと野菜とチーズのサンドイッチのミックスで、パンは薄切り。焼かずにそのまま。挟んだ具材はたっぷりでパンとパンの間から溢れ出してきそうなほど。彩り添えるクレソンに元気がちょっとなかったところがちと残念。

生地がみっちり詰まった感じの重たいパン。けれど甘みは控えめで、自然な小麦の香りや旨味があるのがうれしい。挟んだたまごサラダはぽってりなめらか。マヨネーズの味よりも塩と胡椒の風味がきっぱりしていて、食べやすい。
野菜はレタスにトマトにきゅうり。みずみずしくてレタスはシャキシャキ。きゅうりの緑の香りにハムの旨味がおいしい。チーズは口の中でとろけてパンを一層なめらかにする。トマトを挟んだサンドイッチは苦手なんだけど、ここのトマトはちょっと硬めで酸味がしっかりしていておいしい。体が潤う感じもおいしい。芳醇ブレンドにミルクをたっぷり。苦味はあっても酸味控えめなコーヒーの苦味が甘みにミルクで変わる。のんびりしたら仕事です。

 

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コメント

  1. o22by

    こちらの食器はロイヤルコペンハーゲン? 優雅で贅沢なお店ですね。

    • サカキシンイチロウ

      o22byさん
      そうなんです、全部ロイヤルコペンハーゲン。上等な食器で上等な料理。背筋が伸びます。

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