椿屋珈琲店に来て談話室滝沢を想ふ…。

朝ご飯を新宿でとる。今日が土曜日だっていうことを、ほぼ失念していて目当てのお店が大混みだった。
正月休みを挟むと曜日の感覚がなくなっちゃうもの…、ぼんやりしてた(笑)。
ここならば…、と思って来たのが「椿屋珈琲店」。喫煙席はいつもにぎわい、けれど付け足しみたいな禁煙席はたいてい空いてる。今日もそう。

そういえばこの場所にかつて「談話室滝沢」というお店があった。
最近、流行りはじめている「高級喫茶店」のはしりのような店でテーマは二部上場クラスの大企業の重役応接。ウェイトレスは地味な襟なしツーピースをきた素朴な女性。言葉にすれば「入社2年目、重役秘書見習い」って感じのういういしくて教育行き届いた女性ばかり。ほとんどの子が東北の田舎の出身。集団就職の時代から、そういう子たちが東京で生活の基盤を持てるようにと寮まで作って支援していた。そんなお店でありました。

コーヒー一杯1000円という値段は若造にとっては背伸びだったけど、居心地よくてよく通ってた。故あって会社を清算。何軒かあったお店をまとめて買ったのがこのブランドを展開している会社でした。
それまでお好み焼きとかパスタの店をやってた会社で、「喫茶店なんて誰でもできる業態は馬鹿らしくって…」ってずっと敬遠していた彼らも、やってみればこれが儲かる!
普通の飲食店なんてばからしくってもうできません…、てな感じで今や立派な喫茶店のチェーンになった。
水を売るような商売できるから、当然といえば当然のコト。
とは言え、気持ちよくお金を使ってもらうためには何かテーマが必要。
それで彼らが採用したのが大正モダン+メイドカフェ。タバコがなきゃ駄目なオジサン世代にはいいのでしょうネ。店もかつてのワンホールスタイルから、空間を小さく刻んだ半個室型と今のニーズにピタッと合わせる。昔のほうがボクは好き。

他のお店にはある朝食メニューがココの店には無いという。
代わりに勧められたのがカレーあるいは、ミックスサンドかホットサンド。
ホットサンドを選んでたのむ。

見た目はかなりおいしげにカリッと焼けてる。
フォカッチャを焼くような波型グリドルで焼いたのでしょう。

パンの表面がこんがりキレイに焼き目がついてて、触ってみると焼き目に沿って凸凹がある。
齧るとガリガリ、前歯ににぎやかでいい。
具材はハムにチーズに玉子サラダ。脂の匂いが強くてちょっとムッとする。
そのくせパンの味しかしなくて、みるとパンを3枚使って作ってる。
厚さを出しつつ具材の量を減らして作ったらこんな具合になりました…、って、もっと儲けてやるんだという決心感じる見事な工夫(笑)。
だからハムは普及品です。玉子サラダはマヨネーズまみれ、チーズも安い乳化剤まみれのものです。外食産業の強欲な面を噛みしめながら、今朝の戒め。

ココの売り物の一つが、お客様の目の前でコーヒーを注ぐサービス。小さなサイフォンのフラスコから注ぐも、そのまま持ち上げるとコーヒーが垂れて床を汚すからなんでしょう…、トレーの上にタオルを置いてそこでフラスコの口を拭って戻す。それがなんだか貧乏臭くて、フラスコの形状を変えるだとか、床を汚したら掃除するだとか別のやり方を考えればいいのになぁ…、って思ったりする。チェーンストアってそういうモノなんでしょうね、しょうがない。
まぁ、コーヒーはそこそこおいしく、コーヒーだけを純粋に飲むならいい場所かもしれないけれど、サンドイッチにコーヒーで1600円という値段を見ると、やっぱり後悔していまう。勉強しました、オベンキョウ。

 

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