松ヶ枝餅に穴子ご飯にティンフック

新宿の京王百貨店、恒例の催事。
駅弁フェアをやっている。
タナカくんが大好きだった催事で、10年くらい前に数年続けて台湾の駅弁が売られていたときなんて行列してまで買っていたほど。
駅弁フェアと言っても駅弁だけを売ってるのじゃなく、日本全国ご当地もののお菓子や食材なんかも揃ってて、旅した気持ちになれるところもうれしかったりする催し物。
今年は1人でやってきてみる。
コロナの時期に慮って入り口でしっかり手を消毒し、入り口、出口をしっかり分けてと物々しい。入り口入ってすぐのところに広島の炙り穴子のお弁当。
穴子はそもそも好きな食材。
ふっくらと煮た穴子丼は東京でも食べられるけど、焼いた穴子の丼はあまり見かけぬ瀬戸内ならではのオゴチソウ。
なにより数年前にタナカくんと広島旅行をしたときに、宮島で地元の友人と一緒に食べた穴子ご飯のおいしかったこと。あれは今まで食べた穴子料理の中でも別格級のおいしさで、穴子を食べるたびに「あれはおいしかったネ」って2人で言って盛り上がってた。
そのときのことを思い出し太宰府から来た梅が枝餅と一緒に買った。

梅が枝餅は好きだったなぁ…、催事であると必ず買ってた。もっちりとした生地の食感、ふっくらしていてとろっととろけるつぶあん。甘くてずっと口の中にいすわるようなもったり感がとても独特。まずお供えする。
昼ご飯に買ってきたばかりの穴子ご飯と五島うどんを作って食べる。
炙り穴子と包に書いてあったけど、思っていたのとはちょっと違ってまぁ、それもよし。五島うどんは5分茹で、火を止め蓋して3分蒸らしてもっちりさせる。あご出汁でとった汁でふうふう、熱々うどんでお腹を温め昼寝した。

おやつに梅ヶ枝餅を食べたけど、全部食べると太っちゃう(笑)。
それでおすそ分けにと、他のお供え物のお下がりと一緒にベトナム母さんに届けに行った。
そしたら母さん。
今日の4時に5時からという予約が入った。
準備して待ってたら、5時15分にキャンセルしますって電話がかかってがっかりしてるの…、って。
あまりに寂しそうだったから揚げ春巻きと鳥カレーをテイクアウトで売上協力。
飲食店にとって予約の電話はありがたきもの。特に今の時期には気持ちがウキウキしてくるもので、ところがそんな気持ちがあっさり一本の電話で帳消しになっちゃう。なんてひ弱な存在だろう…、ってしみじみ思う。

お家に帰って揚げ春巻きと鳥カレーを器にキレイにもり直し、ハフハフ食べる。いつもに比べて今日のカレーはスパイシー。唇が熱くなるような感じがたのしい。
千切りキャベツにオリーブオイルと塩だけでしんなりさせた最近オキニイリの料理も作る。最後に胡椒をたっぷりほどこし香りおいしいオゴチソウ。これでお腹を満たせばダイエット効果もあるんじゃないかと思うなり(笑)。イワシのつみれで汁を作った。お湯に入れて炊けば出汁がほどよくでてくれ、一緒に油揚げ、ネギをちらしてクツクツ炊いた。途中で味噌をほんの少々。吸った生姜で香りと風味を整えて夜のお腹を温める。

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