東京海老トマト。今日はオマール海老の出汁ラーメン
先日、はじめてやってきて実力派ぶりに感心したのが「東京海老トマト」というラーメンの店。
何をやっても続かなかったいわくつきの場所に出店。今度はどうなることかと思って興味をもって見ているけれどこれがなかなかしぶといお店。
8席ほどの小さな店です。だから大人気というわけにはいかないけれど、お店の前を通るといつもかならず誰かが食事をしてる。
小さいお店にとって、これはとても大切なこと。
お店をやる人は大繁盛を狙うけれど、小さなお店で店から溢れるほどの集客をしてしまうと働く人が追い付かなくなる。
小さな店は厨房も当然小さく、できることは限られる、だからポツンポツンとお客さまがやってくる程度のにぎわいが働く人にとってシアワセ。なによりこの店、一日ずっとワンオペですからこの状態が続くと言うのがおそらく一番いい状態。

先日はエビトマト麺を選んでたのんだ。
今日は趣向を変えて、オマール海老SOBAを食べてみようかと思ってたのむ。
お店の入り口脇の看板にも「オマール海老」と大々的に書かれていました。
どんな味かと興味津々。
ジェノベーゼソースが味変にぴったりですよと言われてそれも。
ついでにチーズご飯もおもしろそうと調子に乗ってたのんで待った。
それにしてもなんで「そば」じゃなくって「SOBA」なんだろう。
しばらく待ってまずラーメンがやってくる。エビトマト麺に比べてスープの色は落ち着いた色。飲むとどっしり…、動物系のスープ由来の濃厚な旨みが口へとやってくる。脂を多く含んでいるのでしょう、ぽってりしていてエビの味のする濃厚とんこつスープって味わい。
麺は相変わらず歯切れの良い細麺で、これでもかってスープを連れて口を潤す。
ジェノベ-ゼソースを足すと一気にイタリア寄りの香りになる。
香りはイタリアなのに味はまごうことなきとんこつラーメンで、オマール海老の香りもかなり控えめに感じるほど。エビトマトラーメンの方がボクは好きかも…、って思いながらズルズルハフハフ。
低温調理のチャーシューはこのスープの方が合う感じ。チーズご飯がやってくる。ご飯のチーズを乗せてバーナーで焦げ目をつけて仕上げたもので、スープに入れるとリゾット風になっていく。ここに加えたジェノバソースはしっかりイタリア的な味がしました。
合わせるものでこんなに味の印象が変わるんだなぁ…、ってしみじみ思う。オモシロイ。






