未来の話で食べて飲む夜

大阪の北部。高槻って街でずっと頑張っているコーヒーの店「マウンテン」さん。
いつか一緒にのんびり食事をしたいですネ…、って言っていて、今日はやっと約束果たす。移動の途中の大阪泊まりで、マウンテンラブなたのしい仲間が集まってゴキゲン会食。

スオナーレっていうピッツェリアに来る。オープンキッチン。おいしいモノが大好きそうなシェフが料理の腕をふるって客をもてなす。大きなピザ窯が入り口近くに作られていて、ピザだけじゃなくいろんなモノを作って振るまう。ワクワクするようなおいしい空間。スプマンテを一本抜いて泡で乾杯。エビとアボカドのタルタルをみんなで分け合い、たのしい話の花さかす。

いま飲食店はとても大変。その最大の理由は日本が貧しい国になったという事実。
にも関わらずその現実にみんな気づかぬふりをして、豊かであるかのようにふるまう。飲食店も、豊かであるかのようにふるまうお客様の夢を壊さぬように、一生懸命努力する。お客様が払うお金は減っているのです。なのにお店は、豊かであった時代の通りを再現しようと我慢する。
裸の王様の王国が今の日本で、多分、そのうちそんな王国は壊れちゃう。壊れる前に、対策たてて新たな王国に逃げ込まなくちゃシアワセなんてやってこないね…、なんて話をしながらピザ窯で焼いたソーセージにかぶりつき、もっちりとした穴子のフリットにタルタルソースをのっけるように食べてワインを赤にする。おしゃれでかっこよく、しかもうつくしくパスタを食べる食べ方を伝授しながらアラビアータをパクリと食べる。

どんなお店で食べても料理はおいしい。
コンビニエンスストアの料理ですらおいしい不思議な日本という国。
でも一口目からおいしく感じる、エッジのきいた印象的な料理ばかりがもてはやされる。
例えばコーヒー。
酸っぱくエグく、いっぱい飲んだらお腹いっぱいになっちゃうコーヒーをありがたがって飲む風潮を、どこかでリセットしないと日本の食はへんてこりんになってしまう。
一日何杯飲んでもお腹が重たくならず、気持ちが明るくたのしくなるようなコーヒーを、いつか一緒に売りたいですネ…、なんて話が仕事の方に向かってく。
いやいや、今日はみんなでただただたのしむための会食だからと、お店自慢のピザを頬張りワインを重ねる。トマトの味が活き活きしているマルゲリータ。百合根と自家製ベーコンの季節のピザはまるで百合根が栗のようにふるまいたのしい。チーズのピザにはちみつかけて、そろそろ別腹。

バナナに砂糖をタップリかけてピザ窯でやく。表面パリリとキャラメル状になったサイドにあまおうアイスをのっけて食べる。苺のズコットはチョコやナッツがバリバリ砕けて、それからとろけるにぎやかな味。
オペラの話やマンハッタンの真ん中にヘリコプターが落ちた話。香港のビルの間にひっそりたたずむ叉焼版のおいしいお店。キングスメンのハンバーガーはなんであんなにおいしそうに見えたんだろう…、とか、たのしい話は尽きる気配をまるで見せずに、お店の閉店時間が近づく。場所を変えましょと近所のワインバーに移って、またまた飲んだ。金曜日。

 

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