木挽町大野で和三盆にお茶

ono furogama食事を終えて荒木町を散歩しました。
個性的なかき氷屋さんが夏になると営業はじめる。そろそろそんな季節かななぁ…、と思って、そこを目指していったのだけど、かき氷にはまだ早かった。
それで再びぶらぶらと。
いつも歩いてる路地を通っていたら「お茶を一杯いかがですか」という看板みつける。
ドッシリとした佇まいの日本料理のお店の入口。打ち水が行き届いた前庭にお花がキレイに活けられていて、時計を見ればまだお茶の時間には少々早い、準備中。

どうしようかと迷っていたら、よろしけばいかがですか?と、ご主人がニッコリ。お辞儀をします。ならばとお店に入れてもらって、案内されたのが小さな座敷。掘りごたつが切ってあり、テーブルの上に風炉が置かれた。お茶の道具もさりげなく、揃って空気も清々しい。
「木挽町大野」というお店でした。

ono chawan大きなお盆に茶碗がいくつも並んできます。
どれもがツヤツヤ、濡れている。
お茶を点てる準備に少々、手間取っておりまして…、と、ご主人、恐縮しながら「存分にご覧いただいてお好きな茶碗をお選びください」と。
そして座敷をあとにして、しばらく厨へ。
しばらくして、釜を両手にうやうやしくもかかげて戻って、風炉に置く。

抹茶のお供にいくつかのお菓子が選べる。
もう少しお待ちいただければ焼き菓子が整いますが…、と。
それ以外なら和三盆と、あんこに焼いたお餅をのせた甘味がご用意できますが、というのでボクは和三盆。
まずはお白湯を一杯召し上がれと、釜の中のお湯を柄杓で注いでくれる。ちょっとぬるめの白湯が不思議とおいしく感じる。ホっと一息。背筋がスッと伸びてきて、体が涼しくなってくるような心持ち。
平茶碗を選んで手渡し、それでお茶を点ててもらう。略式でお点てしますから、お作法にとらわれず気軽にたのしんでくださいね…、と。

ono nodateono cha膝をたてた姿勢でシャカシャカ茶筅が細かく動く音。
途端にお茶の香りが部屋に漂ってくる。
背筋を伸ばして、所作うつくしくお茶が仕上がる様をみてると、もうウットリで、お菓子を食べることも忘れて、見入ってしまう。

お待たせしましたと茶碗をてわたされ、それからお菓子を舌に乗っける。強い甘み。けれど後味すっきりとした上等な甘みで舌がお茶を迎える準備をしてくる。
手のひらにのせ、ユックリ回して茶碗にお茶の様子を眺め、そしてズズッとすすりこむ。
唇の間を通る瞬間にお茶の香りが口いっぱいを満たしてく。旨みが舌にのっかって、それもやさしく消えていく。気持ちがのんびりしてきます。

かつて木挽町で料亭をやってらっしゃった家族がそこを引き上げて、一日一組、予約のみという懐石料理のお店をココに作ったんだと。予約が入らぬ昼にこうして、お茶をふるまっているんだという、そのご主人と料理の話で盛り上がり、いつか来なくちゃと思ってお店を後にしました。オキニイリ。

 

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zzn yakimesi夜は家で軽くしました。
焼き飯を焼く。
土鍋ご飯を凍らせておいたモノが少々、残ってそれを使ってチャチャッと一人前。

具材をタップリくわえます。
まずは玉ねぎ。粗みじんにしてこんがり炒め、同時に長ネギの白い部分も刻んでくわえる。青い香りがフライパンの上にただよい、甘みをだしてく。
そこにイカの塩辛と、ナルトを一本。
ご飯を両手でほぐしつつ、パラパラ注いでジャジャっと炒める。
塩と胡椒で味ととのえて、出汁含ませた玉子をいれてパラパラになるまで炒める。姫ネギきざんでパラリとちらして出来上がり。
オキニイリの深皿にこんもり盛って、さぁ、いただきます。

お米の粒のひとつひとつがキレイに焼けてて香ばしく、油の香りも清々しい。
そもそも固めに仕上がった土鍋ご飯がパラッと散らかり、いろんな素材と混じりあう。その情報量の多さがたのしい、よき出来栄えにニッコリします。
それにしてもナルトのクニュクニュした食感のなんとたのしいオキニイリ。

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