朝食代わりの沼津港

なにやら酸っぱいものが食べたい。妊娠したとか言うわけじゃなく、ちょっと疲れているのでしょうか…、無性になにか酸っぱいもの。
寿司だなぁ…、こういうときは回転寿司。もし待たずにすむのだったらと、沼津港を目指して歩く。時間は11時半ちょっと前。土曜日のコト、もう並んでいるかなぁと思って来るとすんなり入れる。週末は遅めスタートのランチというコトなのでしょう。ベルトの中には握り手2人。ベルトの上を見てみると、回ってくる皿すべてがピカピカ。握りたてという状態でワザワザ注文せずともお腹を満たせそうな感じにニッコリ。

まず流れてきたばかりのホタテ。
この時期のホタテは若干小ぶりでけれど分厚いモノ。
小ぶりとはいえ、口の中を満たす感じは十分で、ネットリ口の隅々を撫で回すようなホタテの食感を堪能します。

それに続いて黒板メニューにあった活貝を握ってもらう。
つぶ貝、ミル貝、ホッキの3種。
今日のつぶ貝はパリパリ感がとても強い。パリパリ砕けて、奥歯でゴリゴリ、砕けるような感じがたのしい。
分厚いミル貝は噛むとネットリ、とろけるおいしさ。旨味の強さは天下一品。噛んでるうちに甘み混じりの旨みが口に広がっていく。
クニュクニュとしたホッキの食感はやはり独特。貝らしい磯の香りも力強くて軽い渋みも旨みを引き立ておいしくさせる。
ちなみに今日のシャリの状態がとてもいい。酸味がキリッとしていて固め。口の中でパラリとちらかりネタと一緒になってとろける。この酸っぱさが今日の口にはありがたい。

流れてやってくる寿司をあれこれ。生の鯖がおいしげで、食べるとネットリ。なにより食べる前の鯖の切り身の表面がテカテカ光っているのがなんとも艶っぽい。その艶っぽさそのままの味とでもいいますか。脂で舌がツヤツヤしているのが見えるようななまなましさにウットリします。
生の赤イカは歯切れが良くて、しかもとろける。イカの甘さは強烈で、しかもとろけてシャリと一緒になってずっと舌の上に居座っている。ブリも脂の状態がほどよくて、冬の脂と違ったさっぱりした味わいがまたオゴチソウ。

今日は朝を寝坊した。
ウッカリというわけではなくて自発的にめざましかけずに寝たのです。
お昼ぐらいまで寝ようと思って、なのに目が覚めそろそろベッドを出ようかと思ったときが9時ちょっと過ぎ。
これじゃ寝坊じゃないじゃない…、と思うも最近、朝の7時には目覚めてる。それから比べりゃ朝寝坊。
寝るということには体力を必要するんだ…、と言われるけれど、たしかに最近、長時間眠れなくなっちゃったなぁって思ったりする。おじぃちゃん(笑)。
だからお腹がかなり空いててけれど一度にお腹を満たすのも勿体無い。これを遅めの朝としようと控えめ分量。

そろそろ〆をと巻物にした。かっぱと鉄火。ココのかっぱはキュウリを太いまま巻いたもの。上等な店だとキュウリを千切りにして巻いたりする。シャキシャキとした食感と、キュウリの香りの青々しさがたのしめるけど、キュウリを食べてるというその存在感はこうして太いのを巻いた方。ボクはこっちの方が好き。わさびがたっぷりはいった鉄火は海苔の食感、マグロの酸味がネットリ旨い。お腹も程よく満ちました。

 

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