朝のパスタに昼ウナギ

曜日感覚がまるでなくなってしまったここ数日。
正月一日が日曜日。
朝に包丁を手にしちゃいけないと、サンドイッチを翌日月曜、二日に作った。それでなんだか昨日が日曜みたいな感じ。
今日は朝からパスタを作る。
和風にしましょうと、明太子。スライスオニオンをピーナツオイル、塩にニンニク、赤唐辛子と一緒に炒めてスモークサーモンを刻んで入れて火を止める。
スパゲティーニを固めに茹でて、茹で汁と一緒に鍋をうつして明太子。ピーナツオイルを注ぎながらタプンタプンととろみをつけて最後にパラリと刻んだ大葉。いくらを飾って出来上がり。
魚卵とピーナツオイルの相性抜群。パラっと魚卵が口にちらかりスモークサーモンの旨み、塩気で味がキチンと整うステキ。大葉の香りも爽やかで、ピリリと辛味が後味引きしめお腹が芯からあったまる。

街に出ました。新宿三丁目。
にぎわっているだろうなぁ…、と思いながら駅に降り、もう駅のホームからすでに人が溢れんがばかりのにぎわいでビックリします。

飲食店はまだお休みのお店も多い。
だから、百貨店の中なら間違いないだろうと食堂街に行ってみた。
そしたらこれまたビックリ。
どの店もズラリ行列…、一時間近く待たなきゃいけない状況でこれは埒が明かないに違いないと街に飛び出す。
あそこの店ならと「登亭」に来てみれば、うれしいことに営業中。しかもタイミングが良かったのかすんなりお店に入れてビックリ。

ちょうどお客様が入れ替わるタイミングだったのでしょう…、お店の中は新年寿ぐシニアカップル。日本の正月を満喫しようとやってくるインバウンドの人たちとお店の中はまさに今の新宿的でしみじみビックリ。

さて、昼ご飯。
うな重食べる。
実は肝焼きを食べたかった。
何かのテレビ番組でおいしそうな肝焼きをつまみに酒を酒を飲んでる様子を見て、それが鰻を食べようかと思ったきっかけ。
けれど今日は厨房の中がてんやわんやで、肝焼きをご用意できていないんです…、と。
ならばウザクをと聞いてみると、それもまたなく、なんとも残念。
それでいきなりうな重となる。

ここでは蓋付きのお重で鰻がやってくる。
つまりうな丼じゃなくてうな重。鰻の蒲焼きを漆の器に入れて出前するときに、蒲焼きが冷めぬようにと熱々のご飯を敷いて上にのっけた。
それで出前ができるようになったんだ…、という説もある。
だから江戸前鰻はお重で食べるに限るんだと、父がかつてよく言っていた。
ボクは丼を手に持ちガツガツ食べるのが好きなんだけど、たしかに長方形のご飯の上にキチンと並んできれいに覆うお重の上の鰻の姿はうつくしい。

太い鰻の尻尾がペロンと跳ね上がり、勢いづいているように見えるところもオゴチソウ。
蓋をあけた途端にフワリと漂うおいしい鰻の香りにウットリ。お腹がグーッと鳴って一口おねだりをする。

それにしても箸袋に書かれたメッセージ。「ENJOY THE TRADITIONAL TASTE TODAY!」…、この前来たときにはなかった一言。それだけ外国からのお客様が多いとコトなんでしょう。なんだかちょっとオモシロイ。

中はふっくら、表面カリッと焼けた鰻は、江戸前のものにしては蒸しがやさしく歯ごたえがある。やわらかすぎる鰻は苦手でだから案外ここのは好き。小骨がちょっと残っているのが大衆店…、って感じでそれもオゴチソウ。
硬めのご飯。箸で崩れるスパッと切れる鰻の切り身が、一口大のご飯の上にストンと乗っかる。箸で持ってもこわぬほどにキチッとご飯がかたまって、にもかかわらず口の中ではらりと崩れて散らかっていく。鰻がネットリ、ご飯をまとめてとろけてく。
肝焼きはなかったけれど汁は肝吸い。クニュっと奥歯を押し返す力強さに元気をもらう。ご飯を一粒残らず食べて、元気がでます。街に出る。

 

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