朝のパスタにエコノミ焼きに邪願霊

日曜は朝にパスタを作ってはじめる。
今日は冷たいパスタを作る。
生のスパゲッティを塩を加えた水を沸かしてクツクツ茹でる。3分で茹で上がる麺を8分。
鍋の中ではクタクタになってしまうほど茹でてザザッとザルに移して冷やす。
表面のぬめりをあまりとらぬよう、氷を直接ザルにいれやさしくかき混ぜほどよく熱をとってやる。
ボウルに具材を準備する。具材と言ってもシンプルで半割にした小さなトマトとちぎった生ハム、フレッシュバジル。オリーブオイルを注いで塩を少々くわえる。
そこに冷ました麺を入れ、あとはグイグイもんでいくだけ。
トマトが手の中で潰れてく。クチャックチャッと潰れていっても容赦なくひたすら握ってかき混ぜ握る。
潰れたトマトのジュースとオリーブオイルが混じり合いどんどんとろみがついてくる。いわゆる乳化というやつで、とろけが粘って麺にしっかりからみつく。
トマトは具材でもありソースでもあり酸味の強いトマトを選んで作ったからシャキッと冷たく酸っぱくて口の中から目覚める感じ。気持ちもお腹も潤いました…、オゴチソウ。

冷蔵庫の中の食材の整理を兼ねてお好み焼きを夜に焼く。
お好み焼きのことを父方のばあさんだか、あるいはばあやさんだか、どちらがいい出したのか今となっては曖昧だけど、「エコノミ焼き」って呼んでいた。
何でも刻んでしまえば具材になる。
粉も安いし、具材のメインのキャベツも安い。
さすが始末が好きな大阪の人の「エコノミーな発想」の産物と、ボクもその呼び方が気に入って、もしかしたらお好み焼きの語源はエコノミ焼きなのかもしれない…、なんて思うほど(笑)。
ざく切りのキャベツにちくわ、ナルトに豚バラ。ネギに天かすとあれやこれやを入れて玉子と粉、とろろ。よくかき混ぜてジャジャっと焼いてひっくり返してまた焼いて。縦横4回、包丁を入れ16ピースにしてソースを塗る。大葉を刻んでたっぷりのっけ、途中でマヨネーズをかけてパクパク。キャベツがザクザク、心地よい。

さやに入ったままのそら豆があった。塩水にくぐらせてフライパンで焼く。弱火でじっくり、蓋して焼いてひっくり返し皮がこんがり焦げるまで焼く。
さやを開くと中に豆。大きのものあり小さいのもあり。硬いものもあったりふっくらしたのもあったりと一粒一粒が個性的なことにニッコリしながら食べる。
朝にパスタで使ったトマト。酸味がしっかりしていてまだ固い。モッツァレラチーズをちぎってオリーブオイルと塩かけて胡椒をパラリ。パクリパクリと体を潤す。真空パックのつみれを炊いて生姜とネギをたっぷりのっける。出汁がなくともつみれからでる旨味で十分味が整う。オゴチソウ。

ところでアマゾンプライムビデオで愛すべき作品を発見しました。
「邪願霊」っていうホラー映画。
1988年公開ということだからバブル景気がまさにはじまらんとする時期。
オリコンの上位3曲を光GENJIが独占した年です。工藤静香がランキングチャートを席巻した年でもある。
イタリアンブランドの洋服が流行り、伊勢丹がバーニーズニューヨークを新宿開業させたりしたのが1988年。

1990年代の後半からもてはやされたJホラーという言葉はまだなく、ところがこの映画。
後にうまれるJホラー的な要素を多分に含んだ源流を感じさせる作品。
新人女性アイドルを売り出すためにプロデューサーが引っ張り出してきた楽曲が、呪いをかけられたもので制作に関わりをもった人たちを殺していくという内容。
今となってみれば既視感のある、いかにもJホラーっぽい内容で、でもそれもここから始まったと思うとたのしい。

ドキュメンタリードラマ風にスタートします。
あまりにそれが「アイドルを追え」的な普通のドラマにしかみえず、本当にこれってホラー映画?って心配になっちゃうくらいなんだけど、当時のファッションだとか町並みだとかが面白くって見入ってしまう。
するとところどころに違和感のある映像が挟まれるようになって、それが実はネ…、という構成。

よくできてます。ビデオが媒体となって呪いが拡散していくところなんてまさにリングのモチーフで、アイドルの最期はまるで着信アリの吹石一恵のごとしであります。DVDのパッケージやアマプラのサムネイルには竹中直人のおとぼけ顔が使われてるけど、どの人?って探さないとわからないほどのちょい役なんで、竹中直人ファンは期待しないでみてちょうだい(笑)。

コメント

  1. らら

    あら♪うちも今日はお好みでした♡
    春キャベツでつくったので、甘くて美味しいけれどひっくり返すのが大変でした笑 しそ、いいですね!今度作ってみます。
    榊さんのお陰で『今度してみよう』が増えて嬉しいです(^-^)大黒さんの白味噌&卵もトライしてみますね☆

    • サカキシンイチロウ

      ららさん
      春のキャベツはみずみずしいからやわらかい焼き上がりになっちゃいますよね。
      生地と混ぜる前にキャベツに小麦粉を軽くまぶして冷蔵庫で休ませると扱いやすくなりますよぉ。

      • らら

        おお…そうなのですね!思いつきもしませんでした。春キャベツのある間にやってみます(๑>◡<๑)

  2. タヌ吉

    「今日はどんな美味しい料理を紹介してるのかな〜♪」とお気楽な気持ちで覗いてみたら、まさかこのサイトで『邪願霊』の単語を見ることになるとは!!

    同じ時期に公開されたJカルトホラーの『死霊の罠』も昨年Blu-rayでリリースされたし、こりゃ新型コロナの沈静化も近いかもですね(適当なコト言ってます)。

    • サカキシンイチロウ

      タヌ吉さん
      死霊の罠とはまたスプラッターな(笑)。
      こういう時期にホラー映画って観ていて罪がなく怖くすればするほど笑いを誘うという、時間つぶしにぴったり。
      B級ホラーが美味しいものの次に大好物かもしれません。

  3. nt

    うちの夫は「エコ」の部分を「セコ」に代えて
    色んな表現をしますが…
    案外ぴったりくることが多いので笑えます。
    シンイチロウ氏のご親戚は正真正銘ECOでしょうけれど。

    • サカキシンイチロウ

      ntさん
      エコノミーよりセコノミー。
      案外ピッタリと来ていてちょっと笑っちゃいました。
      これから使わせていただきますので、ご主人さまにありがとうございますとお伝え下さい。

      • nt

        喜びます!きっと。
        因みにスキンヘッドで「田中くん」です。笑

        • サカキシンイチロウ

          ntさん
          なんてこと!
          とてつもない親近感に満たされております(笑)。

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