朝のトロワグロ、昼のトロワグロカフェ

ひさしぶりにスープを炊こう。人参のグラッセを昨日の夜に炊いておいて味を中に染ませておいた。フードプレセッサーに放り込みミルクに生クリームをくわえてジャジャっとぽってり仕上げる。手鍋にとって温めながら塩と胡椒とオリーブオイルで風味を整え出来上がり。
人参が人参らしく主張して、飲んでるというより食べてる感じがするのがおいしい。
トロワグロのクロワッサンをお供にしました。
パリパリ系でしかも生地はふっくらしている。バターの香りが力強くて、パラパラ砕けてお皿にちらかる生地もおいしい。それにしても朝から冷たい雨がずっと降っている。気圧のせいか頭がちょっと重たくてどうしましょうかと思う朝。

朝、トロワグロのクロワッサンを食べてたらサーモンオゼイユを食べたくなって、それでカフェトロワグロに来ることにした。
新宿の小田急百貨店の8階にある店。
かつて新宿にはミッシェルエストロワグロという優雅で上等なレストランがあった。場所はハイアットリージェンシーホテルの一階で、そこのカジュアルラインがこのお店…、という位置づけだった。
ただそのレストランがなくなって、トロワグロの料理をたのしむことができるのはもうこの店だけになっちゃった。
窓の向こうに西新宿の超高層ビル。雨で煙るビル街もうつくしいもの。まずマッシュルームのポタージュで昼のお腹をあっためる。ぽってりとしたポタージュにフレッシュのマッシュルームをスライスしたっぷり浮かべて、砕いたヘーゼルナッツを散らす。食感にぎやか、マッシュルームの滋味に溢れたうま味も上等。

そしてサーモンオゼイユ。
サーモンの切り身を丁寧に骨を抜いて軽くソテする。
芯がレアで仕上がるように入念に。
魚の出汁とクリームをベースにオゼイユをくわえたソースをたっぷりお皿にながして、ソテしたサーモンを飾って完成。
オゼイユの粘りと鮮やかな酸味が特徴的なソースを味わう…、という趣向の料理。なんともフランス料理らしい料理。なにしろ3つ星を冠するトロワグロを代表するスペシャリテを、百貨店の中でしかもカジュアルに味わうことができるというのは、まさに日本のステキなところ。
ソース自体の酸味はおだやか。生クリームのうま味やなめらかを心置きなく堪能できて、ところがオゼイユと一緒に食べるとその鮮やかな酸味にお腹が目を覚ます。

食事のはじめはオリーブオイルで食べてたバゲットも、サーモンオゼイユがやってきてからはそのソースを付けて食べるのがおいしくってたのしくて。あっという間にお腹に中にソースもろともおさまった。
気持ちがとてもよくなって、それで食後に甘いもの。パリブレストを選んでたのむ。
ふっかりとしたタイヤ型したチョコレート生地。中にたっぷりにモカクリーム。マーマレードをアクセントにしてピスタチオを砕いてひそませ、噛むとパキリと奥歯をしずます。マーマレードの苦味、酸味がカカオの風味をひきたてて、気持ちも満ちる。ミルクティーを飲みながらちょっとぼんやりいたしましょう。

 

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コメント

  1. pin

    ロイヤルコペンハーゲンのカップ、二種類持っているうちの1つに似てるなあと思ってスープを見てました。グラッセした人参を潰せば人参スープをすぐ作れるんですね。あまりスープを作らないので、そうかと思いました。知っている人にはあたりまえなのでしょうね。
    小田急のトロワグロ、一人でも行けるカジュアルなお店で好きです。なんとなく新宿の西側を見ることができる窓だとか、西新宿のビルっぽさもあってそこもなんだか好きです。

    • サカキシンイチロウ

      pinさん
      このお店の窓から見る西新宿の空って、とても都会的でステキですよね。
      人参のポタージュの作り方はいろいろあると思うのですけれど、ボクはまずグラッセを作ります。その段階で味が整っていれば、そこから先は何をどう加えても味の基本がブレることがないので重宝してます。
      コメント、気づかずお返事が遅れて申し訳ありませんでした。
      新鮮な方に教えていただきました。ありがたいです。

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