朝のサンドイッチにタナカプレート・ヴァージョン2

今月も23日がやってくる。
朝、目が覚めて、やっぱり今日もひとりなんだと思うとさみしくそのまま寝床でしばらく目を閉じぼんやりとする。
哀しいなぁ…。音がしないもの。
いびきの音や、寝返りをうつ気配すらなくやっぱり今日もひとり。
…、と感傷にどっぷり浸っていたらグーッとお腹がなる音。
サンドイッチをつくりましょう!

土曜の朝はトーストが焼ける音が彼にとっての目覚ましがわりになっていた。
いろんな気配で、起きたんだろうなっていうのがわかる。けれど「サンドイッチができたよ」って言うまで起きてこなかった。
サンドイッチを朝に作ると、一週間が終わるんだ…、ってホッとするのが当然だった生活リズムがすっかり壊れてなくなっちゃった。

エディアールの1センチ厚の角色を4枚こんがりトーストする。まずひと組はマスタードとジャンボンブランとゴーダチーズ。もう一組はケチャップとマヨネーズを塗りレタスとオーバーミディアムの目玉焼き。
「サンドイッチができたよ」ってひと声かけて半分食べて、残りはお供え。よくできた。

ところで昨日。
伊勢丹の本館地下の虎屋菓寮でのんびりとした。
今日の月命日に何を作って食べようか…、とまず食品の売り場をグルンと何度か歩き、おいしいそうなものを頭の中にインプット。それらを思い浮かべつつ、何がいいかなぁ…。頭の回転をよくするために甘いもの。
宇治金時を選んでたのむ。
彼がいつも注文していたように注文。
あんこ控えめで練乳追加。その練乳はダブルでお願いできませんか…、と。温かい煎茶を添えてひと揃え。
煎茶の茶碗にお湯がなみなみ。それを茶葉の入った急須に移し、しばらく休ませ茶碗に注ぐ。煎茶がおいしく出る湯の温度。しかも茶碗もあったかになる。お茶の時間が優雅にはじまるおもてなし。

一時期ジャリジャリになってしまった氷が今ではシャキッとサラサラ。空気をたっぷり含んでふっくら、食感やわらか。まずは抹茶の香りを味わい、舌に残る渋みを煎茶でふくらます。
氷をサクサク崩しつつ食べすすめると器の底にあんこが沈む。たしかにここはあんこがたっぷり。「ボクは氷を食べに来たのであってあんこを食べに来たわけじゃないんだ」って一度、食べながら憤慨したことがあってそれからずっとあんこ控えめ。それでもたっぷりはいってる。
途中で練乳をたっぷりかける。するとたちまち抹茶ラテのような味になっていく。そう言えば抹茶ラテが好きだったなぁ…、本当だったらこれにアイスクリームをのせて食べたかったに違いない。体が冷えた、お茶を飲む。

 

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昨日の夜は「タナカプレートバージョン2」を作ってみた。
基本はナポリタンとハンバーグ。
それに今日はホットドッグを作って添える。
家から20分ほど歩いたところにある「峰屋」っていうパン屋さんに、お願いをして焼いてもらったちょっと小さめのドッグロール。
彼が好きだったチョリソソーセージがやっと収まりその両端が凛々しくせり出す姿が雄々しい。
細めに仕上がるかなりビリビリ辛いチョリソは茹でてこぼしてちょっと油を引いて焼く。
千切りキャベツをカレー粉と一緒に炒めたカレーキャベツをスリットに敷きチョリソを乗せてフライパンで焼いて溶かしたゴーダチーズをタラリとかける。チーズの旨味がチョリソの辛味をなだめておいしく食べられる。

ナポリタンはいつものように。
朝に茹でて油をまぶして冷蔵庫で休ませさました極太スパゲティ。
まずはフライパンでよく炒め、塩と胡椒で下味をつけそこに玉ねぎ、ピーマンにハム。そしてケチャップをプチュッと搾ってよく焼いていく。麺のところどころが焦げてパリッと仕上がって、寝かした麺は歯ごたえがよい。
合いびき肉のハンバーグ。そのまま食べられるよう顆粒コンソメと粉チーズを練り込み仕上げて、黄身だけ半熟の目玉焼き。ススっとナイフを入れてとろりと黄身を垂らして出来上がり。よくできたよネ…、オキニイリ。

コメント

  1. ナリヒト

    必要不可欠な食材パスタひき肉卵ソーセージパン。全部揃って美味しそうですね

    • サカキシンイチロウ

      ナリヒトさん
      食べたいものはとりあえず…、って感じです(笑)

  2. ハル

    しかも峰屋!小さいドックパンっていいですね。チーズのとろけ具合がとってもおいしそう。

    • サカキシンイチロウ

      ハルさん
      手乗りホットドッグって感じのサイズです。

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