朝そば朝ラー、宮城の古川

宮城県の古川で朝。
朝からやってるそば屋があるんで、そこで朝のそばでもいかが…、と車に乗って街の郊外の川っぺりにくる。
小さな建物。
大きなテントがそのまま看板。「うまい、やすい、はやい」とストレートなキャッチフレーズ。
スタンド生そば「かわはらどらいぶいん」とほとんどすべてがひらがなというのがわかりやすくて見やすくて、なんだかやさしい。
店に入ると券売機。客席はコの字型のカウンターに10席ほどで中に厨房。おばさんが一人で料理を作りふるまう。立ち食いそばのお店のようで、けれどありがたいかな椅子はある。名物は鶏そばだという。甘辛く炊いた鶏の胸肉を具材にしたそば。鶏は少々苦手なもので別のものでとボタンを探す。カレーそばや天ぷら、なめこといろいろあって、なんと天ぷらよりもきつねの方が値段が高い。

たのんでみます。
食券を買って、お店の人に手渡すと卵はどうします?って聞かれる。
最初は意味がわからず、聞いてみると朝の時間は卵料理がサービスでつくんだという。
東京でも朝、ゆで卵が一個サービスなんてお店がある。
けれどここはゆで卵だけじゃなく温泉卵に生卵。目玉焼きに卵焼きが選べるという。
プラスティックの容器に卵料理の名前が書かれたカラーチップが入ってて、そこから一枚選んで買った食券の上に置く。
すると選んだ卵料理を大きな声でお店の裏の厨房に告げる。そこから卵料理が運ばれて、しばらくすると麺が仕上がる…、という手順。

かえしの辛味と風味がどっしりとした力強い汁。出汁のベースの鰹節の酸味もしっかりしていておいしい。そばは普通の蒸し麺で、蕎麦の香りや風味を味わうのでなく、汁と一緒にたのしんでお腹を満たすためのもの。甘辛に煮た油揚げが2枚。それぞれ半分に切り分け都合4切れとたっぷりで、それにかまぼこ、ネギがたっぷり。なにより汁が熱々で、お腹が芯からあったまる。
卵は卵焼きをたのみました。で、やってきた卵焼きが出汁をたっぷり含んで焼き上がっただし巻き卵というのにびっくり。しかも食べてみるとフワフワ、しっとり。なめらかなとても上等なおいしさでまたびっくり。それにしても続々とやってくるお客様。みんな朝からひと仕事を終え腹ごしらえをしにきたのでしょう。いい店発見…、オキニイリ。

 

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せっかくだから朝ラーも食べていきましょうと、伊藤商店というお店。
最近、仙台を中心にお店を次々だしはじめている小さなチェーン。朝から10時までまず営業して、一旦休憩。1時間後の11時から通常営業という二段構えの営業スタイル。
朝には「朝ラーメン」というボリューム少な目、淡麗スープのラーメンがありそれが一番人気とはいうけれど、通常メニューも選んでたのめる。
朝ラーメンに塩ラーメン。醤油ラーメンに白ラーメン、白辛味噌とあれこれたのんで食べ比べ。
「白」というのが一体何かと思ってとったらスープの上に背脂たっぷり。その背脂が真っ白で脂の白が白だった(笑)。朝から脂を食べるんだ…、って思いながらも脂は旨い。平たく、縮れた麺がチュルチュル、唇なでる感じがたのしい。オモシロイ。

 

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