朝が朝らしく、ステーキがステーキらしくある場所。

朝ご飯を一緒に食べようというときは、大抵、ホテルのバフェか和食堂で和朝食。
朝寝坊さんだったからよほどの魅力がないと「行こう」ってことにはならなかったワケであります。ワガママさん(笑)。
数少ない例外のひとつがグッドモーニングカフェで、特に移転する前の店にはよく言ったなぁ…。
移転した先が駅の四谷三丁目側だったから、ほんのちょっとだけ近くなったから、歩いて行くこともできたんだけど、足を悪くしてたからバスで行くことが多かった。
一時間に2便しかない都営バス。
時間にあわせて家を出て狭い二人がけの椅子に体を押し込め座り、なんだか旅行をしてるみたいだねって笑ってはしゃいだ。
今日はバスに乗ってバス停ふたつのひとり旅。
卵料理とグリルドミートが選べる朝のプレートにする。目玉焼きを片面だけ。ひっくり返さずよく焼いてベーコン選んでホットコーヒー。野菜スープがついてくる。

サラダがたっぷりついてくるのがうれしくて、まず野菜からとムシャムシャ食べる。キャロットラペがまとったオレンジジュースに朝を感じる。朝日の香りがフッとする。
円い湯種パンを2枚におろすことはできぬかと野菜を食べつつ挑戦してみる。ナイフをパンの側面につきさしてそっとすべらすように動かし、案外きれいに2枚になった。間にべーこん、目玉焼き。サンドイッチの出来上がり。甘いブリオッシュ風の生地と一緒に卵がくずれ、塩の風味がどっしりとしたベーコンの脂がひんやり、口を潤す。甘辛味の朝のゴチソウ。
それにしても朝のベーコンのおいしいこと…、力みなぎる、満たされる。

 

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いきなりステーキが苦手だった彼が、ステーキを食べるならここ…、って決めていたのが「チャコあめみや」。
千駄ヶ谷の古いビルの地下一階。
昼もなお薄暗く、穴蔵のような造りの店で夜はろうそくの灯りがゆらゆら、漆喰の壁に影を移して食欲誘う。
ステーキっていうのはね、こういうムードのところで食べてあげなくちゃ申し訳ないゴチソウなんだ…、と、ここに来るときはいい服に着替えてた。
大きな暖炉に炭をおこしてそこで焼くのです。
だから忙しくなると炭の煙と肉の脂が飛散してお店の空気が煙っていく。当然、服に匂いがついてしまうんだけど、おいしいステーキを食べた余韻だからいいんだって言っていた。夜は塊肉を焼いてみんなでとりわけ食べるというのがここのスタイルで、二人で1キロなんてペロっと食べてた。なつかしい。昼は一人前ずつ。ハンバーグもあったりして近所の会社のおじさんたちがつれだち次々やってくる。

サーロインステーキを300gというのがいつもの注文でした。
脂をキレイに削ぎ落として、筋もとりさった正真正銘300gの上等な肉。表面をこんがり焼き上げ、ミディアムレアでやってくる。ちなみに焼き加減を聞くなんて無粋なことはせず、それぞれの肉にあった焼き加減で仕上げてくれる。鋳物のお皿を蓄熱させてずっと熱々。
塩がしっかり施されていて、ソースがなくとも十分旨い。そこに胡椒をたっぷり、タバスコ少々、それに醤油で風味をつけるのがいつもの食べ方。スイートコンにキャロットグラッセ、いんげん豆。ベイクドポテトとどれも上等。
パリパリに冷えた野菜のサラダにサウザンアイランドドレッシング。食後にたっぷりミルクを注いだコーヒー飲んでお腹を叩いて店を出る。おいしかったよ…、おゴチソウ。

 

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コメント

  1. ak

    実家が千駄ヶ谷で、子供のころからずっとある、懐かしいお店です。このビルの2階に村上春樹さんがやっていたピーターキャットがあり、入り浸っていました。コンビーフのホットサンドがおいしかったな。。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      akさん
      鳩森八幡神社を中心として、ちょっとしたパワーを感じるエリアですよね。

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