昼の虫養い、夜の虫養い

ドトールコーヒーでジャーマンドックにアイスコーヒー。
家の近所で最高の虫養いの組み合わせ。
ジャーマンドッ「グ」じゃなくてジャーマンドッ「ク」が正式な商品名というのがすっかり頭に入った。
お店の人に「ジャーマンドックをください」って言ってニッコリ。ボクのマックで入力すると「じゃーまんど」と入力すればジャーマンドックが変換候補の一番上にでてくるようになりました。
ホットドッグとはちょっと違った仕上がりで、例えばドッグロールが若干硬め。ふかふかではなくザクザクしてる。
蒸さずに焼いているのも特徴。ケチャップは使わずフレンチマスタードでもなく粒マスタードで味わうところも、アメリカ風のホットドッグと違ったところ。ベルクのホットドッグもどちらかといえばジャーマンドック的でどちらもソーセージの持ち味をたのしむ料理。素材同士の組み合わせで味がととのうオゴチソウ。

ドッグロールのさっくりとした歯切れ感。生地は粗くて空気をたっぷり含んでて、だから食感かろやかで粘ることなく甘みも自然。
だからソーセージの食感や味に風味を邪魔することがないのがうれしい。ソーセージはほんのちょっとだけケミカルな感じがあるけど、粒マスタードと一緒になると自然な風味にかわっていくのが、良き組み合わせって感心しちゃう。
なにより量がほどよい。
腹ペコだったら2本は食べられちゃう程度の量が虫養いにぴったりで、しかもSサイズのアイスコーヒーとのバランスもよく財布にやさしいオゴチソウ。そしてのんびり過ごします。

 

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灯ともしどきに「いまゐ」で夜の虫養い。
季節のそばから「湯葉あんかけそば」を選んで、春菊天をトッピング。
寒い冬にはあんかけ料理がおいしく感じる。
しかもあんかけ料理を作るのは苦手でだからお店であんかけものを発見すると食べたくなっちゃう。
器を満たすあんかけがぽってりゆったり、トレイを置くとユルンと揺れる感じがステキ。
あんかけの中にはチリリと卵がかたまりゆらめいて、カニのほぐし身、湯葉にネギが浮かんで食欲誘ってくれる。
箸をつっこみ蕎麦をグルンとひっくり返すと汁はほとんどなくて茹でたそばに餡をのせた仕上がり。カニや出汁の香りに混じって生姜の風味がフワッと漂う。香りを嗅いだだけでも体があったまる。

しっかりとした出汁の旨みに醤油の風味、香りで感じた以上に生姜の味が力強くて、そばに餡が絡みついて口の中でとろける感じがたまらない。
それだけ食べるととろけを感じる湯葉が、餡と混じるとハリを感じる不思議をたのしみ、徐々にやわらかくなっていくそばが餡と一体となる様子にウットリ。
春菊天をちぎってのせて餡と馴染ませ食べていく。
若い頃には苦手だった春菊の苦味や香りが今では好きでしょうがない。餡と絡んで衣がとろけて春菊がザクザク歯切れる食感、格別。あんかけだから汁を全部もれなくお腹におさめて終える。
体が芯からあったまる。

 

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