昼の尾張屋、ごまだれそばにかつ丼そしてヨーグルン

昼、ひさしぶりに近所の尾張屋。
四谷三丁目の交差点に面してあります。地下鉄の駅からあがってきた階段の真ん前という好立地にありながら、目立たぬ外観。まるで隠れ家みたいなのんびりとした雰囲気の店。ビルの脇に大きな袖看板があるのだけれど、夜になっても電気はつかず、お店がやっているかどうかは店頭のショーケースのカバーがとれているかどうかで判断するしかないほどぼんやり。
知ってる人だけ入ってきてくれればいいんだ…、っていう結界がはられたような雰囲気が好き。
それにしてもサンプルケースっていうのはお店それぞれ、独特で小さな宇宙のように感じる。売りたいモノがお店によってそれぞれ違って例えばここは鍋焼ききしめん、カレー南蛮、にしんそばと他にあまりみない料理が主役をはってる独自な世界。

ごまだれ蕎麦を選んでたのむ。ここの夏の1番おしの冷たい麺。
練り胡麻で出汁をわったタレをぽってりまとわせ仕上げた冷たい蕎麦に、分厚くみずみずしいわかめに茹でて絞ったほうれん草。出汁で炊いて冷やした豚肉、細切りキュウリにカニカマがずらりと並んで目ににぎやか。
この胡麻ダレが濃厚で麺は冷たい。けれど冷たさよりもタレのこってりした味わい、風味、食感で夏の滋養を感じる一品。
タレというよりソースのようで一口ごとに元気がでるよう。具材もにぎやか。野菜に豚肉とそば屋さんでなかなかとれない栄養豊富も今の季節にありがたい。なによりこれだけ重たいタレをまとって、なおバッサリと歯切れて散らかるたくましい蕎麦。角張っていて風味豊かで情報量が多いから分量以上にボリューム感を感じるゴチソウ。

それにしても今日はお店が大にぎわい。
冷たい麺が大人気。
夏の冷たい麺といえば冷やし中華が思い浮かぶけど冷やし中華って業界的には「暑くなりはじめ」が1番売れる料理っていわれてて、暑くなってしまうとそばとかそうめんとかに人の気持ちは移るんだという。
今年は急に暑くなっちゃったから冷やし中華は受難の年。

ゴマダレ蕎麦のお供にかつ丼。
ここのかつ丼はどこと言って変わったところはない典型的なそば屋のかつ丼。カツは揚げおき。玉ねぎたっぷり、ワガママ言って卵は硬め。出汁がおいしいからなんでしょう…、本当においしい。パン粉衣がタレをすっかり吸い込んで情けないほどしなしなしてて、でもそのしなしなが不思議においしい。

豚肉は厚めです。脂の少ないところを選んで筋をよく切りふっくら揚げて、タレを吸い込んだパン粉衣との相性抜群。フワッと煮上がった卵に包み込まれて、噛むとじゅわっとみずみずしい。
出汁がメインの関西風のかつ丼はザブザブつゆだくがおいしくて、けれどカエシで味をととのえる関東風の作り方だとご飯は乾いて仕上がる方がおいしくできる。煮たとんかつをおかずにご飯を食べてるような感じもまたよし。いりこの出汁がきいた汁。カリカリたくわんもおいしくお腹がよろこんだ。

よろこびついでにドトールコーヒーでヨーグルンと冷たいカフェラテ。登場直後は出来栄えぶれてたヨーグルンもすっかりシャリッとよき出来栄えに安定するようになりました。さて帰りましょう…、汗かいて。

 

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