昼のボガマリ・クチーナ・マリナーラ

昼。友人たちと示し合わせてボガマリ・クチーナ・マリナーラ。
先週末に「ボガマリ渋二」をたのしんだ。日本料理とイタリア料理が融合するたのしい世界で満足するも、むしょうに本店のボガマリ・クチーナ・マリナーラが恋しくなった。それで今日。
魚だけ。肉は扱わぬイタリア料理の専門店です。厨房前のショーケースに魚や貝がずらりと並ぶ。それを見ながらお店の人と相談しながらメニューが決まる。はじめたきた人に「メニューはないの?」と聞かれると、自信をもって「うちはこのショーケースがメニューですから」ときっぱり言い切る。かっこいい。
夜はニギヤカ。ランチタイムはゆったりしてます。オープンキッチンの中ではシェフが届けられたばかりの魚を下ごしらえ。夜以上の臨場感を感じてニコリ。ランチタイムにはとりわけサラダがもれなく付きます。葉っぱ野菜とツナにトマトにゆで卵。ハーブの香りでモシャモシャ食べる。

岩牡蠣が入っている…、というので岩牡蠣。舞鶴から飛んできたんだという牡蠣で大きく太ってツヤツヤしてる。
岩牡蠣って牡蠣とはまるで違った食材。ツルンとしていてハリがある。柱を中心としたフリルの部分はザクザク歯切れて、腹の部分はねっとりまったり。口の中があふれる旨味でたじろぐほどに味わい強烈。レモンがついてくるけれどそれは使わず潮の風味と岩牡蠣そのものの味をたのしむ。堪能します。
それからカルパッチョ。脂ののったキンメに愛媛のイサキ、明石のタイ。北海道のホッケにミズダコ、アオリイカ。それからマグロの脂を含んだ赤身と7種。オリーブオイルと塩で味がととのっていて、醤油の香りや旨味が無い分、不思議と魚の持ち味を感じるコトができるというのがオモシロイ。

貝を焼いてもらいます。
青柳とアゲマキガイ。スルンと細いアゲマキガイは胡椒をたっぷりふりかけて、青柳はその持ち味を大切に。オリーブオイルとにんにくとイタリアンパセリで風味を整え仕上げる。
アゲマキガイはふっくらシコシコ。青柳はむっちりスベスベ。強い旨味とたのしい食感にあっという間にお腹に収まる。お皿の中には貝のスープが残ってパンにそれをしみこませながらパクパク食べる。喉乾く(笑)。

パスタを2種類たのしみました。どちらもマグロがテーマのパスタ。
まずひと皿目はマグロのからすみをタップリ使い、ソースは卵黄とバターで仕上げたというハイカロリーにして過ぎるおいしさ一歩手前の美味なるパスタ。ボラのからすみの数倍の香りと旨味。荒々しいほどの力強さを薄めるのでなくバターや卵黄の力強さをもってまとめる。その力量にうっとりします。

ちょっと太めのスパゲティー。歯ごたえたのしいアルデンテにして、ねっとりとしたソースをしっかり受け止める。麺を全部食べてもソースがお皿に残る。パンでそれを拭いはじめるとまるでとまらず、お皿が気づけばピカピカになる。きれいに食べていただきまして…、ってお店の人に言われて恐縮。
2つ目のパスタはマグロの尾の身を使ったラグーのパスタ。タリアテッレのバッサリとした食感とラグーがからんでこれまたおいしい。しかも上にたっぷりの焼いたパン粉が散らされていて、ザクザクサクサク、乾いた食感がオゴチソウ。
デザートはセミフレッド。ラムレーズンにドライフルーツ、砕いたナッツ。焦がしたカラメルがアイスクリームに散らかって味わい濃厚。ココナツのアイスクリームもサイドにもらって、エスプレッソで昼のお腹に蓋をした。

 

関連ランキング:イタリアン | 北参道駅代々木駅千駄ケ谷駅

コメント

  1. いにしえ

    サカキさま、
    ボガマリ・クチーナ大好きです!
    ただ、一緒に行く人を選びますね。メニューを決めるのが面倒だと感じる人もいまして。
    美味しいものが好きで、調理への想像力が使えて、お店の人とのコミュニケーションが楽しめる人だと、このお店を堪能できるように思います。
    かくいうワタクシも、元気なときでないとちょっと自信ないです。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      おっしゃる通り、この店をたのしめない人もかなりいるように思います。おじさんたちのグループが、魚を見るように促されながら面倒くさいから、全部お店に任せてしまうような場面に出会うこともよくあります。
      それもひとつのたのしみになのでしょうけど、もったいないなぁ…、って思っちゃいますよね。
      昨日は前向き男子の集いだったので、たのしい2時間になりました。お店の人にもたのしんでもらえたんじゃないかなぁ…。

  2. いにしえ

    サカキさま、
    そう、もったいないですよね。
    お店の人にも楽しんでもらう、そうですね!

    お客様なんだから、こちらのペースで当然というのは、ちょっと違うんじゃないかなと思い、その場に相応しい自分でいたいと思っています。「お店の人にも楽しんでもらう」って、キーワードですね!

    楽しめそうな前向きさんを誘って、久しぶりに行って見ます。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      飲食店ってお客様とお店の人の共同作業で出来上がっている場所ですものね。できれば、同じ気持ちのお客様だけで満たされていてほしい。とてもむつかしくわがままなことですけれど…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。