昼だけ営業、ホビット庄のごときレストラン

仙台の北側。富谷という街に変わったレストランがあるんです。
みんなで行ってみませんか…、と車を走らせ幹線道路から山の方に向かう脇道を入って走る。
もしや迷った?…、って心配になるくらいまで走ったところに「ノースポール」という看板。駐車場の印の入った看板で舗装してない山道走る。朽ち果てそうな古い家屋を両手に見つつ、上へ上へと上がったところに駐車場。
草木茂って幹線道路から10分も走ってないのに山奥に来ちゃったような気持ちになれる。それにしてもよくこんな場所で商売しようと思ったよなぁ…、と感心すると同時に呆れてしまうような場所。
そこから階段をズンズン降りて、とどのつまりに入り口がある。もしも日本にホビットが住んでいるとしたら絶対ここに違いない…、って思えるような不思議な雰囲気。

お店の中に入った途端、お店の人が「あら、みんな男の人!」ってびっくり。
そうです。ボクらは男ばっかり。しかもよりにもよっておじさんばかりの8人組。お店の中を見渡すと従業員も含めて全員見事に女性。日本全国、平日の昼のカジュアルフレンチのお店といえばこういう景色なんでしょうね…、食事をはじめる。2300円のランチコースを選んでたのんだ。
まず冷たく仕上げたラタトゥイユ。7種類の野菜の料理をあしらった野菜サラダ。一番手前にあるのが食用菊「もってのほか」のゼリー寄せ。氷の代わりに野の花を浮かべたオイスターグラスでたのしむ冷たいキャベツのポタージュと、どれもが野菜をおいしく味わうをテーマにしたようなやさしい料理。女性好みにウットリします。

前菜3つに続いて魚の料理、肉の料理という構成。
典型的なる日本におけるフランス料理のフルコース。魚の料理は鮭のテリーヌ。蒸した野菜とニンジンのピュレをまとわせ食べるという趣向。
肉のメインは低温調理で仕上げた豚肉。
ピンクソルトをちらし、ローストした野菜と一緒に味わうという、どの料理にも野菜がタップリあしらわれている。
味わい豊かでお腹に軽く、多彩な野菜で一皿ごとの味の変化がわかりやすくて、食べてて飽きない。

ちなみに同じ値段で「イタリアコース」っていうのがあって、それはメインがスパゲティー。
フランス料理の店ではあるけれど、パスタがある。
これって日本人にとってはとてもうれしいコトでフランス料理を食べに行ったときの炭水化物が食べられずなにかさみしい気持ちにさせられる。だからココではフランス料理のコースの方にもパンの代わりに炊き込みご飯がついてくる。
ナイフフォークの他にもお箸がおかれているのもウレシイもてなし。こういうコースの組み立て方もあるんだなぁ…、ってちょっと感心。
この店、実は平日は基本昼だけ。夜は予約がなければ営業しない。対象としているお客様が女性であるってことを考えるなら、夜の営業をしなくとも問題はなし…、というコトなんでしょう。勉強になるユニークさ。

コースの最後は当然デザート。場所を変えて召し上がれ…、と案内されたのがデザートコーナー。実はこのレストランの建物はもともと家具工場。その頃は家具のショールームとして使われていた場所なんだという。
場所が変わるとムードが変わる。気持ちがゆったりしてくるのです。
実はココに至るまでテキパキ料理は提供されて50分ほどでお腹が満ちた。スピーディーにお腹が満ちるのはうれしいコト。しかもその後、こうしてユックリ、食後の会話をたのしめる。いいなと思う。
今日のデザートは近所の農家でとれたブルーベリーのムースと、小さないちじくを使ったパイ。柿と梨を口直しにしてコーヒー飲んでのんびり食後を楽しんだ。

 

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