バナナジュースにハムエッグ。昔ながらの友路有の朝

どうしても行きたいお店があって赤羽。
北関東への出張の通過地点ではあるけれど、ワザワザ降りることのない駅。駅前ロータリーはこじんまりして駅前かなぁ…、駅横かなぁ…。改札口から徒歩30ほどのビルの二階にお店はあった。
「友路有」とかいてトモローと呼ぶ喫茶店。
看板には店名よりも大きく「昔ながらの喫茶店」と書かれてて売りたいものが伝わってくる。つまり「昔ながら」が売り物です。新しかったりどこにもなかったりすることを売り物にする店は多いけど、昔ながらを売る店は今どき少なく、珍しい。外から見るほどに大きくはなくこじんまりした店の雰囲気は昔ながらです。スタッフの数は今となっては贅沢なほど。これまた昔ながらです。

朝から暑くて汗だくで、お店の人がお冷のグラスとおしぼりを2セット持ってきてくれる。メニューを見ながらおしぼり1つで顔を拭き、グラス一杯水飲み干してホッと息つく。ありがたい。
朝のメニューが豊富なコト!洋食、和食、焼き魚まである。この焼き魚の魚は毎日、築地の仕入れ。毎日来てるっておじさんは「昨日は和食だったから今日はサンドイッチだな」なんてたのしげ。ハムエッグの定食たのんでアイスコーヒーをセットにし、バナナジュースを追加した。
セットサイズの小さなグラスにふっくらとしたバナナジュース。ポッテリ喉越しなめらかで泡までおいしい。オゴチソウ。

大きなトレイにご飯にスープ。
メインのお皿にはハムエッグとサラダが盛られてやってくる。
サニーサイドのよく焼きで…、ってお願いしました。
白身の縁はサクサク揚がったような仕上がりで、白身にはしっかり熱が入って固まっている。
黄身はほどよく半熟で、卵の下にはハムが2枚。千切りキャベツがメインのサラダも案外たっぷり。朝にうれしい。
小さなピッチャーに醤油が入ってひと揃え。ためしに醤油をなめてみるとこれがおいしく、ご飯の上にかけてワシワシ食べたくなっちゃう。
まずは卵の黄身の周りに箸をいれ黄身を傷つけぬよう切り離す。それをご飯の上に…、1個、2個と入念にして丁寧な仕事をしながら目が醒める。

黄身は芯まで熱が入っている半熟で箸でつつくとトロンと流れ出してくる。それがご飯と触れるとゆっくり固まり始めねっとりご飯にからみつく。醤油をかけてパクリ食べると、ウットリするようなご馳走感。
続いてハムを巻いてパクっ。これで海苔があったら完璧だよな…、と思うも夢があっさりかなってしまうと生きる目的をなくしてしまう。前向き我慢で白身をのせる。サクサク前歯で壊れる白身。それがツルンとした食感に変わってご飯と消えていく。
普通のものが普通においしく、しかもこんなに気軽で身近。喫茶店なのにみんな朝にはご飯を食べにやってくる。日本のファミリーレストランは必至にアメリカのコーヒーショップを真似して結局失敗しちゃった。彼らが失敗開いたことを、喫茶店は昔の昔からずっとこうしてやっていた。近所にあるといいのになぁ…、ってしみじみ思うオキニイリ。

ちなみにこの店、ウェブサイトのURLが「http://kissaten.jp」であります。気合が入ってらっしゃいます。

 

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コメント

  1. お店も料理もとてもいい雰囲気を醸し出してますね。
    おにぎりセットがメニューにあることですし、お願いすればきっと海苔も追加できるようにも思えますね。
    (あっさり夢が叶うのはよくないかもしれませんが)

    これからもわくわくする記事楽しみにしています。
    (辛口の記事も実は楽しみです)

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      まさん
      今度行ったら海苔、たのんでみようと思います。
      その夢がかなったら、ハムエッグのご飯の代わりにおむすびが注文できないかなぁ…、とかついでに納豆を単品でお願いしようかとか、次々ワガママを思い浮かべたりするようになるんだろうなぁ…、とワクワク半分、ドキドキ半分。
      辛口記事はnoteの方に半ば譲っちゃいましたが、こちらでもピリリとアクセントのきいた記事にするよう心がけることにいたします。

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