旧中村屋で土鍋のイタリアン、ナポリターノ

おひさしぶりの「中村屋」。…、改め「マンナ」というお店。
新宿のランドマークであり、新宿の食文化と食の歴史の象徴だった中村屋。
古い本店を建て替えてビルにしたのはいいけれど、それまで二階、三階にあった気持ちいい中村屋レストランが地下においやられ、何を勘違いしたのか「マンナ」なんて名前のお店になっちゃった。
失敗したと思ったのでしょう…、お店のアプローチのゲートの上に「中村屋」の名前を冠した。ならば店名も中村屋に改名すれば良さそうなもの。でもかつての中村屋のムードはまるでないから名乗れず、マンナのまんまというコトでしょう。もったいない。
ちなみにビルの一階、二階をのっとったのはコーチレザーで、エステサロンやらベンチャー系のレストランやらが大きな顔して出店している。家賃を取れればそれがよし…、ってコトなんでしょう。しょうがない。

カレーが人気のお店であります。
ただしくは「カリー」というのがココの流儀で、昼はほとんどの人がカリーを食べてる。
でもボクのオキニイリといえば「ナポリターノ」。
イタリア料理のようでいて、イタリア料理では断じてないという不思議な食べ物。
ココに来なくちゃ味わうことができないオンリーワンがボクは好き。

どういう食べ物かと言えば、伊府麺という中国料理があります。
平打ち麺を油で揚げて乾燥させたものをスープで煮込んで作る。乾いた麺の表面には無数に小さな穴があき、そこからスープが染み込んで味が整う。しかも食感プルプルと、独特の味、食感がたのしめるモノ。その伊府麺をトマトスープに代えて作ったというのがこれで、土鍋に入ってやってくる。

これが出来た当時の日本で「外国」といえばロシアと中国、インド。それぞれの料理を作る人はいた。パスタを作ってみたいと思い、どういうものかを調べたもののある材料といる人で作るとこういう料理ができた…、のかもしれない。
ただ真似るのでなく、イマジネーションを働かせ創意工夫に洒落っ気チョチョッとふりかけて料理を創作することは、昔の日本の人の特技で、洋食料理のほとんどはそういう工夫が作った名作。これも名作。
トマトスープの中にはひき肉。ボルシチ風の味わいがあり、それにアサリや玉ねぎ、缶詰マッシュルームがたっぷり混じる。チーズをたっぷりふりかけ食べる。端ではなくてスプーンやフォークで食べるというのもハイカラで、お腹もあったか。満たされる。

 

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