最近映画をよく観ます…、アップルTVでだけども。

家にいる時間が先週末からとっても長い。
だからテレビはつけている。
けれどテレビ番組をみることはあまりなくって、だってドラマ、バラエティー以外はほとんどコロナウイルスの話ばかり。
情報が大切なのはわかってる。
けれど、過ぎた好奇心や憶測、押し付けがましい主観に満ちた情報が多くて聞いてて辛くなる。
それでアップルTVのストリーミングサービス使って昔の映画やドキュメンタリーフィルムなんかを流してる。ほとんど観ないでBGMの代わりのようにしてるのだけど、たまに目が離せなくなる佳作に出会える。
特に日本の昔の映画。

例えば先日出会った「女経」という映画。
じょきょうと読みます。
1960年の作品ですからちょうどボクが生まれた年公開のオムニバス映画。
3部作になっていて、それぞれ増村保造、市川崑、吉村公三郎が監督を努めている上、主演が若尾文子、山本富士子、京マチ子と当時売出し中の美人女優の競演です。
若尾文子が演じるのは「耳を噛みたがる女」。
山本富士子は「物を高く売りつける女」、そして京マチ子は「恋を忘れていた女」とどれもが男と女がだましだまされ、丁々発止に悲喜こもごも。
洒落た物語とコクのある映像、主演3名の女性がなにより愛らしくってうつくしい。

セクシーという言葉で表したくない色気があるんですね。
どの女性もひとくせあって小悪魔的で、けれど人情味があって悪魔になりきれないかわいらしさがある。コケティッシュって言葉がぴったりくる、こういう女性って今の日本映画でえがかれることのないキャラクター。昭和のこういう人情を丁寧に描いたコメディ映画をみていると、日本の映画ってこの時代が絶頂期で、今に向かってどんどんつまらなくなってきたのかなぁ…、って思う。
テレビが映画にちょっかい出さず、映画は映画で孤高の存在であった時代のスタァの映画。いいなと思う。
ちなみにタイトルバックのデザインが柳原良平。サントリーのアンクルトリスが出来てそうなおしゃれなことにもウットリでした。

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