新春の天一で特製天丼食べる昼

週末の昼。寝坊をしました。
昨日がちょっと夜更かしで目が覚め、お腹がグーグーなった。
朝と昼の兼用ご飯をどこで何にしましょうか…、と考え「そうだ、天丼」と閃いた。
伊勢丹の食堂街にある「天一」の天丼。
年末、それから年明けと食べてやろうと来るたびなぜだかいつも行列。もう5回ほども食べ損なってた。
今日は絶対!と、11時の開店時間を目指して到着。すんなり入る。
銀座に本店のある老舗です。
にも関わらずお店の内装はとてもモダンなモノトーン。真っ赤な塗りのテーブルにモダンデザインの椅子が並んだ特徴的な空間で、店が出来たときにはちょっとビックリしたものでした。
ただこの店をかわきりに、その後作られる天一の店はほとんどこれと同じスタイル。
天一流とでもいいますか…、来るとホっと安心できるようになった。不思議なものです…、オモシロイ。
店の雰囲気はモダンだけれど、働いているスタッフのどこか昭和のレストラン的コスチュームがバランスとっているのもステキ。笑顔もかわいくサービス丁寧。オキニイリ。特製天丼を選んでたのむ。

新年用にと、エビ、タラバガニをふんだんに使った特別な天丼も用意されていたけれど、やっぱりいつもの天丼を…、とそれでいつもの特製天丼。

この店、一段高いところにお好み天ぷらを揚げるカウンター付きオープンキッチンが設えられてて、そこからおいしい匂いがしてくる。
天ぷらが揚がる油のおいしい匂い。
耳を澄ますと、カラコロカラコロ、油の中で天ぷらが揚がる途中に吐き出す水が爆ぜる音が遠く聞こえて、お腹をグーッとなかせてくれる。
しばらくまって出来上がり。

大きなどっしりとした蓋付き丼でやってくる。
前回までは有田焼的な、箔押し絵付けの色鮮やかで華やかな丼だった。今日はモダンな絵付け模様。あれって思う。
ただ蓋をあけたときの中の景色のにぎにぎしさが、引き立つような感じでこれはこれでいいのかもなぁ…、って思ったりする。才巻海老が二尾にキス、穴子にかき揚げ、エビ詰めしいたけ、アスパラガスでひと揃え。
蓋してしばらくたっているから天ぷら油が熱々ご飯で蒸れてふっくら。丼タレの醤油と出汁の香りが油混じりの蒸気と一緒にふわり漂い、鼻をくすぐる。本格的に腹がなる。
友人がしいたけが苦手というのでエビ詰めしいたけを譲ってもらってニギヤカにした、いただきます!

サイドにサラダ、漬物に汁。
このサラダがおいしい。
レタス、スライスオニオンにドレッシングというシンプルサラダ。
けれどレタスはバリバリ、食感たしかでみずみずしくてドレッシングがまた独特。
生姜の風味と味噌のコク。
生姜の辛味で野菜の甘みがひきたって、サラダを日本料理のように感じさせる味わい、風味がオキニイリ。
汁はしじみの赤出汁。
貝の旨みが溶け込んで赤味噌独特の酸味もおいしい。天ぷら油をスッキリさせる。天丼にはやっぱりこういう汁がいいなぁ…、ってニッコリします。
青菜の漬物は塩の旨みが強めのできで、どっしりとした天ぷらのツユに負けないよき相棒。大根のしそ漬け、タクワンと食感、味わい多彩な三種の組み合わせ。まずはエビを一尾。決して大きくはないけれどしっかりとした歯ざわりと健康的なエビの歯ごたえ。甘くて風味もしっかりしていて何より尻尾もパリパリ。甘くて旨い。

それにしても天丼ってなんでこんなにおいしんでしょう。「天ぷら+天つゆ+ご飯」とはまるで違った一体感。たとえそれの「天つゆ」部分と「丼タレ」に変えても天丼の味、おいしさにはなってくれない。ご飯がタレにまみれた上に、蓋して蒸らす間に油がご飯の粒のひとつひとつに風味をつける。天ぷらご飯の主役は天ぷら。天丼は天ぷらとご飯が互いに譲らず引き立て合う「ダブル主演」のような食べ物。それが旨い。
そのおいしさを演出するのはタレの状態。ココのタレは甘さ、辛さのバランスがよく若干さっぱりした仕上がりで、天ぷら衣がタップリ吸い込みご飯の粒のひとつひとつにまとわりつく過不足なき量。丼の底までしっかり行き渡っている。
エビからはじまりキスに穴子、アスパラガスにエビ詰めしいたけとあっちにいったりこっちにいったりとウロウロしながら、最後はかき揚げ、そしてエビ。タクワン一切れで丼ぬぐってご飯の粒もひとつ残さずキレイに食べる。満たされました。オキニイリ。

 

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