新春のごちそう定食、お昼の〆のレモンパイ

新春最初の日曜日。銀座に来ます、銀ブラです。
ついでに新春ことほぐご馳走を…、と「ざくろ」を選ぶ。明日まで年末年始限定メニュー。「和定食」を選んでたのむ。
料理3品に汁にご飯、漬物。トマトサラダがついてくるけど、アスパラ豆腐も追加した。
ホワイトアスパラガスの水煮をそこに敷き詰めた玉子豆腐にマヨネーズ。パプリカ、きゅうりで彩り、食感整えたもの。これがなくてはざくろの食事ははじまりませぬ。
甘酸っぱいドレッシングでおひたしにしたようなトマトサラダをスプーンですくい、お腹の調子をととのえる。

まず刺身とご飯、汁、漬物がやってくる。
汁のお椀の蓋をあけると赤味噌と出汁の香りがフワッと湧いて、鼻をくすぐる。
よき先味です。
テキパキ料理はととのって、テーブルの上はたちまちにぎわう。
焼き物は銀鱈の西京漬焼き。
青海苔をたっぷり加えて仕上げただし巻き卵に昆布の佃煮。

丁寧に手をかけ作った料理はみるからおいしい、目のオゴチソウ。
骨をすっかり抜かれてほろりと崩れる銀鱈の、脂のおいしさ、なめらかさにウットリしちゃう。
海苔の風味のだし巻きたまごも口の中で海苔がとろけて、これまたなめらか。
刺身はマグロ。赤身と中トロを交互に積み上げワサビをあしらう。器の底には胡麻醤油。それをまとわせご飯に乗せて一緒に食べると、なんとおいしい。

ねっとりとした中トロにサクッと歯切れる赤身の食感。どちらもねっとりとろけて胡麻の風味で味わい濃厚。酸味を最後に残して消える。ご飯が足りなくなっちゃうオゴチソウ。
お椀の中には子ふぐと野菜の煮おろし。衣をつけて揚げた子ふぐと蓮根に茄子、オクラに大根おろしと出汁をかけた揚げ出し仕立て。
フグのこっくりした食感に出汁おろしでとろけた衣が混じって気持ちがほっこり、あったまる。
ご飯を軽く一杯おかわりをして、なめこの汁にきゅうりの漬物、鯛味噌でお腹も気持ちも満ちました。

 

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〆に甘いものをとシティベーカリーにやってくる。
今年最初のここのケーキを何にしようかと思案して、レモンパイを食べることにした。
薄いパイ生地。
たっぷりのレモンのフィリング。
頭にふわっとメレンゲかぶってそれがこんがり焼かれてる。
このフィリングが思いっきり酸っぱいのが好き。
ツーンと突き抜けるような酸味が最初に舌をつねって、けれどそれが尖った酸味じゃないのがうれしい。
一瞬ツーンとするもたちまちそれは収まって、レモン独特の香りがフワッと鼻から抜ける。
そしてやさしい甘みが舌に残って消える、さっぱりとした爽快さがよい。そしてなによりなめらかで、ムースのようでもあってカスタードクリームのようでもあって気持ちもとろかすオキニイリ。

メレンゲはあっという間にとろけます。
ふわっとしていて細かな泡がプチプチ爆ぜるように上顎くすぐり、あっという間に消えていく。甘い香りとほのかな甘さがレモン味のフィリングの酸味をやわらげおいしくさせる。
パイはパリパリ。薄くてあっという間に壊れて消える儚さが特徴的で、メレンゲもパイもすべてレモンフィリングをおいしくさせるためにある。
それだけ飲むと酸味を感じるドリップコーヒーも甘み、苦味が際立つおいしさ。なんともステキなペアリング。気持ちを明るくしてくれる。

 

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