新宿西口、貝だらけ

kai1kai2週末の夜。
冬のゴチソウを食べましょうか…、と、貝料理の専門店にくる。
新宿西口。
ヨドバシカメラ村の外れにある「貝だらけ」という小さなお店。

昼過ぎに予約の電話をしたのだけれど、今日は随分混んでるからもしかしたらカウンターになるかもしれないですよ…、って念を押された。
鍋を食べようと思ってるんでと、言ったらうれしい。
ならばとテーブル席を用意してくれていてこれはテキパキ。
食べたらすぐに失礼しなくちゃと、早食い魂に火がつきました(笑)。

カウンターにはすでにおじさんたちが座ってお酒をしみじみ飲んでる。この店に前回来たのはまだ夏のコト。季節は貝の正月みたいな冬のはじまり。カウンターにあるショーケースの中に並んだ回もニギヤカ。さぁ、食べる。

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まずはお刺身。メニューにズラリと10種類を越える貝がリストされてて、そこから食べたいものを4つ。赤貝、つぶ貝、ミル貝、それから平貝。砕いた氷をギッシリしいた鉢の上にズラリ貝の刺身が並ぶ。
サービスですとアオヤギの刺身も並んでいるのにニッコリ。
ゴリゴリ砕けてネットリとろけるつぶ貝に、ふっくらやわらかで渋みを帯びた旨みを吐き出すミル貝。昆布の旨みととろみを感じる分厚い赤貝とどれもおいしい。流石に冬。なにより旨みが強くてザックリ歯切れるタイラ貝がおいしく、あぁ、シアワセだって気持ちがジンワリ盛り上がる。

kai-kakiagekai-hokki鍋の準備をいたします…、とテーブルの上にガスコンロ。
鍋そのものが用意されるまで、コンロの上に料理が次々やってくる。

まずはかき揚げ。
小柱と三つ葉とネギで作ったモノで、このプチプチとした柱の食感。しかもカラコロ転がる感じが面白くって食欲進む。

続いてホッキ。生のときにはムニュムニュ、フカフカしている身質もキュッとしまって歯ごたえが出る。牛肉のホルモンみたいな食べごたえが出る、そのおいしさをと焼いて貰った。
殻に入れたままこんがり焼いて、レモンを搾って食べるとムニュン。強い旨みに独特の風味が口に広がっていく。身そのものもおいしいけれど殻に残った汁のなんとも旨いこと。バターを使って焼いたようでいて、聞けばそんなものなど全く使わずただただ焼いただけという。
なのにこんなに濃厚で、肉感的な味がするのにビックリします。

kai-fry鍋の中身が整いました…、と、土鍋が運ばれカチッとコンロの火がついてテーブルの上が明るくなった。
おいかけ料理がもう一つ。
ハマグリのフライがやってくる。

ハマグリにパン粉をつけて殻にもどしてカラッと揚げる。
だから衣はハマグリの殻の形をなぞって揚がる。
揚がったところで殻から外す。
お皿の上に並べると、まるでそのまま殻の形になっているのがなんだか不思議。パン粉衣で包まれていて、だからハマグリから出たおいしいジュースがパン粉衣に全部移って衣がおいしい。
クニュクニュとしたハマグリの貝の食感と、口に散らかるパン粉の食感がよきコントラストで飽きないおいしさ。一緒についてやってきたソースが軽い酸味をもってて、それが貝の甘みを引き立てなんとおいしい。オゴチソウ。

kai-yosenabekai-nabeそしてメインの貝の寄せ鍋。
スープは醤油と味噌のどちらにしますか…、と聞かれて味噌を選んだ。

軽い酸味をもった麦味噌。
具材たっぷり入れた土鍋にとくとく注いでクツクツ炊く。
最初は香りがやさしくて、ところが熱が入って沸騰が始まった途端、味噌や貝の香りがフワリと漂ってくる。
お腹を鳴らすおいしい香り。

貝が開いて食べごろになる。
ちょっと味噌汁みたいなスープの状態。
サラサラしていて貝の旨みを邪魔しない。
しかも貝の旨みや風味が溶け出して、ゴクゴク飲める味わい深さ。

ホンビノス貝にアサリに書き付きのカキ。
殻から剥いた牡蠣がタップリ。大きなつぶ貝がゴロゴロ入って、クツクツしている。同じ鍋の同じスープで煮込まれながらも貝それぞれに味わいがあり、食感、風味がまるで違って感じるところにウットリします。
野菜は白菜。ネギにしめじにエノキに豆腐。貝の旨みもさることながら味噌との相性がとっても良くて、冬のおなかが満たされる。

 

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