新宿三丁目の焼肉、洋食あづまのハイボール酒場

金曜日です。週末です。ちょっと最近、お疲れ気味にてそれで焼き肉。龍の巣に来る。
予約をしたら早い時間なら大丈夫という。それで6時。まだ日が高い。座って肉を焼きつつ飲んでたら、次々人がやってきて空いていますか?と聞いてくる。
最短9時ですと、つれない答え。それでもいいですと何組かが予約を入れてた。繁盛店。
入り口近くのカウンターに陣取ってあれこれたのんで焼いていく。四角い炭箱。上に網。天井からダクトが降りて煙を吸い込むさまがたのしい。柱や壁にお客様が貼っていくショップカードや名刺がにぎやか。厨房のカウンターには切った白菜が袋に入って山盛りで、しばらくしたらそこに赤唐辛子やタレをからめてキムチの仕込み。臨場感がオゴチソウ。

ずっとココでは単品だけをたのんでた。
いくつかたのむと、それを一つのお皿にキレイに並べてくれるからカスタマイズされた盛り合わせみたいになるんだけれど、それでも自分の食べたいものだけ選んで食べることにこだわっていた。
ところが先日「肉祭り」といういろんな肉の盛り合わせをたのんでみたら、これがお得でしかもたのしい。

ハラミにカルビ。豚の三枚肉と鶏肉、それからソーセージ。豚バラ肉も鶏肉も脂が強くて特に鶏肉は皮から脂が垂れ下がり、隅にあたって炎をあげる。炎と一緒に煙が湧いて肉を包んでおいしくさせる。この盛り合わせを試してみようと思った理由がソーセージ。どこでもかえるソーセージではある。けれど網の上で焼いてくと本当においしい。パリッと表面、ジュワッとジューシー。煙で燻され香りもおいしいオゴチソウ。

三種類のタンの盛り合わせもあわせてたのむ。厚切り、薄切り、角切りのタン。じっくり時間をかけて焼き上げた厚切りタンはネットリむっちり。ザクザク歯切れる薄切りタンにゴリゴリ壊れるような食感の角切りタンと部位や形でこれほど味が異なるところがオモシロイ。
ザクザク歯切れてつぶ貝の紐のような食感、味わいの上ミノもグーッ。
赤身の強いクラシタにシマチョウ、ハチノスとタレ焼き続く。さっぱりとした味わいで、醤油が焦げてなんとも旨い。
にんにくやタレと一緒に漬け込んだハラミを焼いて〆とする。本当はかすうどんもと思ったのだけど、どんどん店は忙しくなりお店の人の手が回りそうになくってあきらめさっさと店を出る。

 

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龍の巣をでてまだ7時ちょっとすぎ。
伊勢丹のデパ地下フロアでもみようと西に歩いていった。
そしたらいつもと違った景色。
路地正面の突き当りに「あづま」という洋食屋さんがあるべき場所に、銀だこハイボール酒場の看板がある。
そう言えば、あづまがしばらく改装中で営業やめてた。
開業直後なんでしょう…、看板もお店の中も真新しくて結構人が入ってた。
ハイボール酒場の右手に「あづま」の看板。地下に向かって階段がある。そう言えばあづまの頃もその場所に地下におりてく階段があり、忙しいときには地下へどうぞと案内されてた。
おそらくお店の人が歳をとり、その年令に見合ったいそがしさでいいやと思って一階の場所を他のお店に譲ったのでしょう。それでも完全に営業をやめてしまうことなく、地下で営業を継続している。それでも十分ありがたいと思いましょうと思う夜。

 

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コメント

  1. めるば

    え!新宿のあづま、こんなことになってしまったのですね…
    せめて、銀座店だけはあのまま存続してくれることを祈ります。

    • サカキシンイチロウ

      めるばさん
      確かに最近はかつての賑わいをなくしていたようにみうけられました。銀座のお店、頑張れ!ですね。

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