新宿アカシア、ロールキャベツに豚オイル焼き

昼を新宿、アカシヤにくる。
駅から近い新宿アルタの裏側の路地。古色蒼然とした外観が独特の雰囲気を発するお店。細かな木枠の窓であったり、マホガニーの外壁だったり、どこかドイツやスラブの感じを漂わせていて、ただならぬ気配を発する。
中に入るとこれまた重厚。見事に彫刻が施された飾りが貼り付く木の壁にちょっと高いテーブル、そして背の高い椅子。椅子の張地はつい最近までビロードだった。今では人工皮革のものに変わってしまったけれど、それでもどこか日本離れした雰囲気がある。
案内されたテーブルは形さまざまなクリスタルが入ったキャビネットの真ん前で、思わず背筋が伸びてしまうような不思議空間。周りの下世話な雰囲気が、ドア一つ隔てて一変するような感じが老舗を思わせる。

数年前までかなり手広く事業をしてた。
この新宿だけでも支店があって、けれど事業を拡大しすぎていろいろ苦労があったのでしょう。
今では新宿のこの本店と、羽田に一軒。そしてなぜだかドイツに1店。小さくなった。

飲食店は店が増えると品質の維持がむつかしくなること多く、だからいいじゃないかと思う。それにしても「当店独特料理」なる看板の力強きこと。入り口前に置かれたテーブルにサンプルがむき出しの状態で置かれているの、どこかのどかで老舗的。その「当店独特料理」のロールキャベツシチューをたのむ。

このロールキャベツにコロッケだとかメンチカツとか洋食料理を追加して、コンビネーションでたのしめるのがココの売り。中でも好きな料理が「豚ロースのオイル焼き」。スパイスで香りをつけた油でいためて、最後に醤油風味のタレをからめて仕上げたモノで、それにする。
ロールキャベツはあっという間にやってきます。
まとめて作ってコトコト煮込みストックしてる。だからたのむとあっという間に。キャベツの中にひき肉がほんのちょっとだけ入ってて、おそらく昔の肉は高くて高級品。安いキャベツを幾重にも巻いて炊き込み、ソースと一緒に味わう「始末な料理」だったのでしょう。今じゃ肉は安くなり、季節によってはキャベツが高価な食材になる。だから大変なこともあるだろうなぁ…、と思ってありがたく喰う。

オイル焼きの下にも山盛り千切りキャベツ。
器の底には豚肉を炒めたタレが溜まってて千切りキャベツがじゃぶじゃぶ浸かる。
キャベツ自体は冷たいけれど、タレが熱々。
だからところどころしんなりとして、甘みが引き立つ。

オイル焼きの豚肉をご飯にのっけてちょこんと上にマヨネーズ。
ご飯を肉でくるんで食べる。
サクッと肉が歯切れてご飯と一緒にとろける。豚の脂の甘いことにはウットリします。
千切りキャベツのご飯のおかず。ザクザク歯切れて、噛んでるうちにご飯とひとつにとろけあう。ロールキャベツはあっという間に肉がなくなり煮キャベツになる。ネットリ、しっとり、とろけた感じがおいしくてご飯と一緒に食べるとザブザブ、シチューのソースで口が潤う。オゴチソウ。
それにしても小さい頃からうちのロールキャベツはトマト味。ホワイトシチューのような味つけはココで初めてであったレシピ。ビックリしたのがなつかしい。

 

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