新世界にてバナナローヤル
新世界の街をブラブラ。かつてココを日本のパリにしたいと思って開発をした街なんだという。そう思ってみると通天閣もエッフェル塔に見えなくもなく、けれどなぜだかライトアップがお休みだった。
だから空は暗くて逆に足元のニギニギしさが際立つ感じ。
それにしても街のそこここに串カツ屋さんの呼び込みにぃさんが立ってニギヤカに声をかけること。いつから通天閣は串かつの街になったんだろう。
難波の街をクシュッと小さく縮めたようで、だからか一層カオスな感じが濃厚な夜のムードはアジアでござんす…、あるいはジブリのアニメのようで笑っちゃう。
喫茶店でぼんやりします。
通天閣の足元にある喫茶店。向かい側には銭湯がありここだけ見ると時が止まって見えるのだけど、ちょっとまわりに目を向けると観光案内所っぽい施設が真新しい上に毒々しくて、昭和風情が台無しなこと。そんなものを作るより、今まであるものを大切にすればそれでいいのに…、って思ったりする。
お店の中に入るとこれが、思った以上に昭和な感じ。しかも案外混んでいるのにまたビックリ。お店の表は観光客ばかりが目立ち、ココの中には地元の人が佇んでいる。なんだかちょっとオモシロイ。
お店の前のショーケースにホットケーキやパフェのサンプルがたくさんあった。
ハワイクンダリからパンケーキ屋がやってくる、何十年も前からココにはホットケーキがあったんだよね…、って。
それを食べたくもあったのだけど、もっと気になるメニューがあった。
バナナローヤル。
通天閣の足元でバナナであります。
しかもローヤル。
これは食べねばと思ってたのんだ。
横長のサンデーグラスにバナナが一本。缶詰みかんにバニラアイス。ホイップクリームがたっぷりのっかりチョコのソースに瓶詰めチェリー。
コレ以外に何をもとめればいいんだろう…、ってウットリするほど昭和のバナナサンデーで、それをサンデーと言わずローヤルというところ。バナナが果物の王様だった時代の名前?って思ってニッコリ。のんびりします。オキニイリ。
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さて、そろそろホテルに戻ろうかと再び御堂筋線の駅。
そこで不思議な景色に遭遇。
ホームに椅子が置かれてて、本来駅のホームの椅子と言えば壁に背中を向けて、ホームに対して一直線に横並び。
ところがココでは、椅子をホームに対して垂直に。まるで電車に置かれた椅子のような配置で並んでいるのです。
これは一体。
動物園前駅という駅で、壁のタイルの壁画と一緒にこの世のものと思えぬ景色。
近づいてみるとポスター。
椅子に座った酔っぱらいが、酩酊したまま立ち上がりそのままホームに落ち込む事故が多発したからこういう配置にしたという。
たしかに今がどこかわからず、トコトコまっすぐ歩く人もいるのでしょう。通天閣という街ならではの工夫と配慮に感心すると同時にスゴい…、とちょっと笑った。オモシロイ。
サカキさんこんにちは。
地元大阪のゆったりとした老舗のお店、いつも紹介くださりありがとうございます。
大阪の食の代表のように串カツが語られますが、案外食べたことないって人が多いんですけどね。
その代わり大阪のにゅるんとした腰のないおうどんが絶滅危惧種になってしまいました。
ところで駅ホームのベンチですが、動物園前のみならず京阪神の駅はどこも事故防止のため向きを変えていますよ。
お上品?な神戸でも例外ではありません。
酔っ払ったまま寝てしまったお客さんが、慌てて電車に乗ろうとして、立ち上がってまっすぐホームに突っ込んでしまうので。
これからの季節は特に気をつけないと^^
大家さん
どうしても昔ながらの大阪の食の方に気持ちが向きますネ。
大阪の定食屋さん文化はおそらく日本一。昔は沢山食堂があって、それが徐々に少なくなって串かつのお店のような流行りの物に変わっていくのがちょっとさみしいですね。
駅のホームの椅子の件。
なるほどと感じました。酔っぱらいのみならず、シニアの方にもこの方がいいのかもしれません。東京ではまるでそういう議論がなされないのって不思議です。
新天地⇒新世界?
匿名さん
新天地では上海になってしまいますね。
この前のブログでは「新世界」としたのに、ぼんやりしてました。
ご指摘どおり、変更しておきました。
ありがとうございます。