担々麺食べ、牛タン焼きの間違い探し

担々麺の試食をちょっと。
一番亭というお店で日本全国にあるチェーン店。
けれどラーメンというのは不思議な料理で、同じ材料、同じレシピで作っても誤差が生まれる。
その誤差が、良い誤差かどうかは、作っている人が何を思って作っているかが決めること。

地域、地域に好ましいと思われる味があるから、それに合わせて味が変わって当然なのかもしれません。とは言え、商品を作った人の意図に沿った味にならないとチェーンとしてはそれは台無し。試食はやっぱり欠かせない。
担々麺の中でも辛い、スーパー担々麺というのを試す。

赤い。痺れが少ないストレートな辛さが舌をつねっていくような味わいで、けれどスープ自体の旨みが強くて汗かきながら食べられる。
ランチタイムにはレタスチャーハンのハーフサイズが手頃な値段でつけられるというのでたのむ。パラパラご飯に玉子と醤油のタレがからんで、レタスはほとんど生の状態。そのみずみずしさが担々麺に疲れた舌にうれしくて、しかも甘みを感じるたのしさ。
テーブルごとにキムチが置かれて、好きなだけつかっていいというサービスで、これがおいしい。キムチと言えば辛い漬物と思われがちで、ところが担々麺と一緒になると辛味よりも酸味を強く感じて味をスッキリさせる。良き出来でした。感心す。

仕事をすませて電車で移動。岡山につく。
ホテルに入る前に気になるお店をのぞく。
駅ビルの中に入っている仙台風の牛タンの店で、日本全国で手広くうどんや蕎麦のお店を展開している会社がやってる新業態。
新業態とはいえ、やってるコトは仙台にある牛タンの店のやり方で、つまり真似して作ったお店。
うどんの店は客単価をあげることも、夜の売上をとることもむつかしいからみんな必死に新たな業態を開発してる。そのひとつ。

厚切り牛たん定食というのをたのんでみれば、ここでもメインの左側にご飯とスープが前後に並ぶ。ロイヤルホストの和朝食の配膳方法と同じやり方。
チェーンストアではこうするように誰かが極めたのでありましょうやと、並べ替えてホっとする。
牛タン6切れという定食で、普通にコレを考えるなら厚切りにした牛タンを3枚焼いて、それぞれ2つに切り分けて都合6切れになったと言うことになるのだろうけど、この牛タンたち。

どれをどのように組み合わせようとも完全なタンの形になってくれない不思議な物体。この厚さ。この大きさにこのグラム数にあったスペックの牛たんを6切れ焼いてのっけているのでありましょう。

だから断面もこんがりやけておりました。にも関わらず噛むと芯の部分がレアになってて、つまり最初からこの形。お皿に並んだ姿がどこか、ハラミのカットステーキみたいにみえるところがまた不思議。
タンの味に関してはノーコメントといたしましょう。
トロロは甘く、テールスープに至ってはクズ肉がはいっているだけ。ネギもほとんど入っておらず、南蛮味噌だけおいしかった。見よう見まねで作ってみたけど、その真髄や本質を見ることもなくこんな料理ができちゃった。
さみしいなぁ…、これで良しと判断をした人が日本のどこかにいて、それに対してお金を使って店まで作ってしまった人もいるというコト。なんだかすごく悩ましい。

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