手づかみできる出汁巻き玉子

asa yoji渋谷で朝の仕事の前に、サンドイッチでお腹を作る。
副都心線の渋谷の駅をスルンと抜けて、エスカレーターに乗ると気づけば、ヒカリエの中。
11時から営業という施設の一部が朝から営業。
その1店舗。
「よーじやカフェ」にやってくる。

お昼を過ぎると女子の花園。
おじさん一人でやってくるのは、気がひける店。
朝の時間はほぼ貸切で、とはいえ化粧品の売り場の一角。人はいなくても花園的な気配が漂い背筋がのびる。
それにしても明るい店です。
なにより白い。
そういえば壁一面に舞子ちゃんの名前の入った団扇が並んでいるのだけれど、舞子ちゃんと言えば白塗り。
白いというのは日本において、うつくしいの同義語でもあるのかもしれない。美白ブームは日本の女性の宿命なのか…、って思ったりする。わからない。

asa sandasa sideさてサンドイッチがやってくる。

ふふふ、なんとうつくしい。
白い食パン。
ふっくらしていて、ほどよく厚くほどよく薄い。
挟まれている出汁巻き玉子はふっくら分厚く、あくまで主役は卵焼き!
きっぱりとした意思表示のある凛々しさがよい。
グリーンサラダにヨーグルトがひとつお皿に肩寄せ合って並んでいる。
どれもおいしげに見えるのだけど、やっぱり主役は卵焼き。

まずサラダから、いただきます!
オリーブオイルにレモン汁。胡椒で風味をつけただけのさっぱりとしたドレッシングで、酸っぱいおひたしみたいな食感。
お腹の中が目覚める味わい。

生ハムで葉っぱ野菜を包んでパクリ。ねっとりとしたハムの食感と、葉っぱがシャキシャキ壊れるさまが騒々しくて口からお腹が目覚める感じが面白い。

asa tamagoasa teaそれにしてもしっとりとした出汁巻き玉子。
噛むとフワッとパンがはぎれて、たちまち前歯が出汁巻き玉子に到達するのです。
まるで出汁巻き玉子それにしてそのものを手づかみしながら食べてるみたいな感じがしてくる。
口の中でもパンがたちまち口どけて、気配をなくし出汁巻き玉子の味だけ残って、消えていく。
玉子のためのサンドイッチ。
調味料と言えばほんの少しのマヨネーズだけ。玉子の風味と玉子の持ち味、出汁の旨みでできあがる、こういうサンドイッチはボクには絶対作れない。面白いなぁ…、と感心します。
お供の飲み物はストレートティー。強い渋みと歯茎がヒリヒリするような力強さにぱっちりお目目も開く朝。

asasora

ラジオの仕事でスタジオに向け歩道橋を上がっておりる。
その真下。
こんなに近くにクレーンがある。しかもこんなに高い目線からクレーンが動く様子をしっかり見られる場所って、そうそうなくて、ドキドキします。
ちょうど大きなコンクリートの柱をクレーンがぶら下げ、移動。
思わずパチパチ、シャッターを押す。
梅雨もすっかり終わった空が青く明るく眩しくて、街も生きてる…、ってにっこりしました。がんばろう。

 

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